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4K/8K放送開始直前! 放送新時代の幕開けを彩るカラーバー達

12月1日、新4K8K衛星放送(BS/110度CS 4K8K放送)がスタート。直前となる11月中旬からは、4K放送の試験電波が出力された。まだ世間的な認知は十分ではないようだが、AV Watchでは、4K/8K放送関連記事の人気は高い。読者の皆様の4K放送への備えはいかがだろうか?

筆者宅は、集合住宅でJ:COMのケーブルテレビ経由での視聴となるため、2018年12月1日時点では、NHK BS4K、BS朝日4K、BS-TBS4K、BSテレ東4K、BSフジ4Kの6チャンネルしか受信できない。しかし、室内配線等を変えることなく、6チャンネル見られればまずは十分と考え、放送開始に期待している。

テレビもBS 4Kチューナー搭載の東芝「REGZA 55X920」を導入。12月1日の放送に向けてセットアップを行なったところ、それぞれの放送局のカラーバーが結構違っていて面白い。ということで、(おそらく)放送開始前の今しか見られない各局のカラーバーを紹介してみよう。

NHK BS4K

カラーバーのみで、少しさみしい。番組情報を表示すると「4K8K本放送開始前テスト」とあり、少しだけテンションが上がる。

12月からの放送では、フロム・ザ・スカイ 空から見た日本「北海道の旅」など、4K制作番組は多い。

NHK BS 4Kホームページ

BS朝日4K

「BS朝日4K 12月1日(土) 午前10時~ 放送開始」

と力強く、極太フォントで宣言。これは本放送にも期待が高まる。

4K関連特番や花火、「新 鉄道・絶景の旅」、「パナソニックスペシャル「分断と対立」から「融和と共存」へ~奥州藤原氏が描いた今日への伝言~」など

BS朝日4Kのホームページ

BS-TBS4K

カラーバーのみ。開局特番は小田和正「クリスマスの約束」など

BS-TBS4Kのホームページ

BSテレ東4K

「BSテレ東は12月1日(土)10時から4K放送をスタートします。これまでにない鮮やかな世界にご期待ください。」

丁寧な文章に期待が高まる。BSテレ東4Kというチャンネル名ではなく、社名のBSテレ東で4K放送の開始を案内。ちなみに、10月1日の社名変更でBSジャパンからBSテレ東になっている。

特番は、BSテレ東4K放送スタート記念 日経ドラマスペシャル「琥珀の夢 特別版」など。

BSテレ東4Kのホームページ

BSフジ4K

「BSフジ4K 12月1日(土) 10:00 スタート! ご期待ください」

とても、シンプルな表示に好感が持てる。

『超ライブ!超リアル!超オリジナル!』がコンセプト。

BSフジ4Kのホームページ

すごいぞ4K放送。カラーバーもHDRだ!

一応、東芝REGZA「55X920」のセットアップも簡単に触れておこう。このレグザ、一足先に4Kチューナーを搭載したため、4K放送のために「BS/CS 4K視聴チップ」を取り寄せる必要がある(東芝レグザ以外は必要ないのだが、レグザは夏商戦モデルからBS 4K対応するためにこうした方式を採用した)。

BS/CS 4K視聴チップ

55X920を購入したのは9月だが、すっかり申請を忘れていて、4Kチップを申し込んだのは11月初旬。だが、放送前にはちゃんとチップが手元に届いたので早速セットアップした。

基本的には、このチップを本体向かって右側の専用スロットに挿入して、チャンネルスキャンするだけで、受信準備は完了する。ただし、筆者は挿し方が甘かったからか、チップを認識しない問題が発生した。もし、エラーがでたら[放送受信設定]以下の[BS/CS 4K視聴チップ(ACAS)情報]の項目を確認してほしい。

これを
こう
画面でも案内

番組表もすでに表示され、12月1日10時以降の放送が確認できる。4K放送、いよいよ! 感が高まる。

番組表

[映像情報分析]で受信信号を確認すると、HDR方式は「HLG」、色域は「BT.2020」と表示される。そう、4K放送では、「解像度」がフルHDの4倍なだけではなく、HDR信号に対応し、色域も拡張され、総合的に画質向上が図られるのだ。

4K、60Hz、HLG、BT.2020、HEVC

もっとも、試験放送のカラーバーを見る限りは、特別高画質という感じはないが……。

BS 4Kだけじゃない。NHK 8KやCSは左旋に

なお、今回筆者宅で受信確認したのは、あくまで「右旋」と呼ばれるチャンネルのみだ。NHK BS4K、BS朝日4K、BS-TBS4K、BSテレ東4K、BSフジ4Kと、BS日テレ4K('19年9月1日開始)の7チャンネルが右旋で放送され、原則これまでのBS受信設備でみられるチャンネルとなる。

右旋のBS朝日4Kは何とか見れそう

4K8K放送のうち、現在の放送波(右旋円偏波の電波=右旋)は、従来のアンテナ設備でも視聴できる。一方で、新しく使われる放送波(左旋円偏波=左旋)も含めて全てのチャンネルを観る場合は、アンテナや混合器、ブースター、分配器などの機器、ケーブルなども新4K8K衛星放送の周波数(3,224MHz)に対応している必要がある。

左旋のチャンネルは、NHK BS8Kと、ザ・シネマ4K、ショップチャンネル4K、4K QVC、WOWOW(2020年12月1日開始予定)、110度CS4KのJ SPORTS 1/2/3/4やスター・チャンネル、日本映画+時代劇4K、スカチャン1/2。こちらは、アンテナなど受信設備の切り替えが必要になる。

8K放送には、左旋側の対応が必要。また、29日に発表されたスカパー!による110度CS4Kのラインナップも相当に魅力的だ。まずは右旋でBS 4Kに入門し、その後早期にフル4K&8K受信環境を構築したいものだ。

まもなく、放送における4K/8K時代が始まる。

臼田勤哉