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ソニー、震える“肩のせ”スピーカー。2.5万円で「音に包まれるような視聴体験」

 ソニーは、肩に乗せて臨場感と開放感ある音を楽しめ、音に連動して震えるウェアラブルネックスピーカー「SRS-WS1」を10月14日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,000円前後。

SRS-WS1

 「肩にのせて音に包まれるような視聴体験を実現する」という新提案のスピーカー。ヘッドフォンではなく、“体に装着するスピーカー”(ウェアラブルネックスピーカー)という位置づけで、音にあわせて振動するため、テレビの音や映画、ゲームの音声を臨場感を高めながら、省スペースで楽しめる。

装着例
テレビの音を絞ってもSRS-WS1から迫力ある音と振動を体験できる

 スピーカー部と送信機、充電台から構成され、テレビの光デジタル音声出力などと送信機を接続。送信機からスピーカーにデジタル無線で音声伝送を行なう。肩にかけるスピーカー部にはバッテリを内蔵し、ケーブルレスで利用できるが、基本的には送信機と組み合わせて室内での利用を推奨している。

スピーカー部と送信機、充電台から構成

 スピーカー部は、背中や肩、鎖骨のラインに沿ったアーチ形状とインナークッションで、安定した装着感を実現。肌に触れる内側には、汚れにくい加工を施したファブリック素材を用いている。

肩に載せるような装着イメージ

 スピーカーは、30mm径のフルレンジユニットを内蔵し、耳元で音を拡散させるスリット構造と、音の方向性を整えるディフューザーにより、包まれるような感覚を実現。さらに、左右それぞれに低音を増強するパッシブラジエーターを搭載している。

スリット構造の奥に30mmユニットを内蔵

 このパッシブラジエーターによる振動を、臨場感につなげる「音連動バイブレーション」がSRS-WS1の大きな特徴で、低音にあわせてスピーカー部が震える。振動は強・中・弱の3段階で設定でき、デフォルト設定は[中]で、基本的な音質チューニングも中を前提に行なっているため、より振動が欲しい場合に[強]、減らしたい場合に[弱]にするのがオススメとのこと。

 [中]設定の場合、80Hz以下を振動に割り当てることで、"震えるスピーカー”を実現。耳に入る音と振動が一体となり、迫力ある体験を可能とする。

内側のパッド部を押して、振動を3段階で調整
ボリューム操作も可能
ゲームプレイにも対応

 送信機の入力端子は光デジタル音声入力とアナログ音声(ステレオミニ)。バーチャルサラウンド機能は備えておらず、5.1ch音声などはステレオダウンミックスして送信機に入力され、スピーカー側に伝送される。送信機用のACアダプタも付属する。

 スピーカー部の重量は335g。バッテリも内蔵し、3時間の充電で約7時間の利用が可能。付属の充電台で充電を行なうほか、USBケーブルでの充電にも対応。またステレオミニのアナログ音声入力も備えている。

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SRS-WS1