日立、録画/DLNA対応TVの42/32型中級機「Wooo HP05」
-ネットワーク対応のベーシック機「H05」は19~32型
日立コンシューマエレクトロニクスは、録画対応のプラズマ/液晶テレビ「Wooo HP05」シリーズに42型プラズマの「P42-HP5」と32型液晶の「L32-HP05」を追加し、42型を4月17日に、32型を5月中旬から発売する。
また、ベーシックモデルとして、録画機能は備えていないものの、DLNAサーバー/クライアントなどのネットワーク機能を備えた「Wooo H05シリーズ」も32/26/22/19型の4モデルをラインナップ。4月17日より発売する。価格はいずれもオープンプライス。
シリーズ | 型番 | タイプ | サイズ | 解像度 | 録画機能 | 店頭予想価格 |
HP05 | P42-HP05 | プラズマ | 42型 | 1,024×768ドット | ○ | 19万円前後 |
L32-HP05 | 液晶 | 32型 | 1,366×768ドット | 14万円前後 | ||
H05 | L32-H05 | 32型 | - | 10万円前後 | ||
L26-H05 | 26型 | 9万円前後 | ||||
L22-H05 | 22型 | 8万円前後 | ||||
L19-H05 | 19型 | 7万円前後 |
■ 録画対応の「HP05」シリーズ
L32-HP05 |
250GB HDDとiVDRスロットを装備し、デジタル放送の録画が可能な「録画テレビ」。すでに、22/26型は2月に発売されているが、今回新たに42型プラズマの「P42-HP05」と32型液晶の「L32-HP05」の2モデルが追加された。
P42-HP05は、1,024×768ドットのダイナミック・ブラックパネルを採用。発光効率の向上による年間消費電力量の削減とともに、200万:1の高コントラスト化を実現している。動画解像度は720本。
L32-HP05は、1,366×768ドットの新IPSαパネルを採用。表面に半光沢処理を施し、つやのある美しさを実現しているとともに、開口率の向上によりバックライトを削減し、省エネ化を図っている。視野角は178度。
P42-HP05 | P32-HP05 |
チューナは地上/BS/110度CSデジタル×2と地上アナログ×1を搭載。上位モデルのXP05シリーズとは異なり、デジタル放送のW録画には対応しない。
HDトランスコード/トランスレート技術の「XCodeHD」を内蔵し、MPEG-4 AVC/H.264変換による長時間録画にも対応。ストリームをそのまま記録するTS(HD/SD)モードのほか、HD解像度のままTSE(2倍)/TSX4(4倍)/TSX8(8倍)の長時間録画が行なえる。また、SD解像度でのMPEG-2記録モードや、SD解像度でAVC長時間録画を行なうTSX24モードも備えている。
別売の「iVDR-S」に録画できる「iVポケット」も装備。ダビング10にも対応しており、内蔵HDDに録画した番組をiVDR-Sにダビングし、別のWoooなどで視聴可能。独自のシーン解析アルゴリズムにより、番組の頭出しができる「いいとこジャンプ」やスポーツ中継のみどころが探しやすい「みどころシーンサーチ」なども利用可能となっている。
映像エンジンは1080p信号に対応した「新Picture Master Full HD」を搭載。シーンごとのヒストグラム解析や画像認識などの制御を行なう「アドバンスドダイナミックコントラスト」や色彩コントロール「3次元デジタルカラーマネージメント」などを備える。
自動画質調整機能の「インテリジェント・オート高画質」も搭載。内蔵センサーで検出した、室内の明るさや照明の色のほか、番組のジャンルや各種情報を独自のアルゴリズムで解析し、輝度や色温度、コントラストなどを自動制御。環境にあわせた最適な画質に調整する。消費電力を算出して照明環境とエコ効果の目安が“日立の樹”を模したアイコンで確認できる「照明環境&エコ効果メーター」も備える。
AVネットワーク機能は、DLNAとDTCP-IPに対応。DLNAサーバー/クライアントとして動作し、PCに保存されている動画を Woooから再生できるほか、Woooの内蔵HDDやiVDR-Sに録画した番組をLAN経由で対応のテレビやパソコンから再生できる。
アクトビラは、「アクトビラ ビデオ・フル」にもビデオダウンロードにも対応。映画コンテンツをダウンロードし、内蔵HDD/iVDRに記録/ダビングできる。また、「テレビ版Yahoo! JAPAN」に対応し、リモコンでYahoo!の検索や画像検索などが利用できる。新たにテレビ版Yahoo! JAPANの動画チャンネルにも対応した。携帯電話で撮影した写真などを離れた場所のWoooに転送できる有料ネットサービス「ビデオdeメール」にも対応している。
スピーカー出力は10W×2ch。P42-HP05では、スピーカー部分の開口率拡大により、臨場感ある音声再現を可能にした。SDメモリーカードスロットも装備。SDHC/SDメモリーカードに記録した写真をHDDに取り込み/表示可能となっている。
HDMI入力は3系統で、P42-HP05はInstaPortに対応。HDMI入力の高速な切り替えが可能となっている。HDMIリンク機能の「Woooリンク」にも対応する。HDMI以外の入出力端子は、D4入力×1、S映像入力×1、コンポジット入力×3、モニター出力×1、光デジタル音声出力×1、Ethernet×1、アナログ音声入力×3、ヘッドフォン出力×1。
消費電力は42型が290W、32型が82W。年間消費電力量は42型が180kWh/年、32型が71kWh/年。外形寸法/重量は、スタンドを含む42型が104.5×35.6×73.1cm(幅×奥行×高さ)/30kg(スタンド無しで25.2kg)、32型は81.2×25×55.1cm(同)/13.5kg(同11.7kg)。
■ ネットワーク対応のスタンダードモデル「H05」
32/26/22/19型の4モデルをラインナップ。それぞれブラック(B)とホワイト(W)の2色を用意する。録画機能は備えていないが、DLNA/DTCP-IPのサーバー/クライアント機能を備えており、別の部屋の録画対応Woooや、DLNA/DTCP-IP対応のブルーレイレコーダなどで録画した番組をネットワーク経由でストリーム視聴できる。
L32-H05 | 19型や22型などの小型モデルもラインナップ |
DLNAクライアント機能を装備し、録画対応WoooのHDD内の番組をストリーム視聴できる |
パネル解像度はいずれも1,366×768ドットで、32型がIPSαパネル、他3モデルは新IPSパネルを採用する。画質面では映像エンジンに「新Picture Master Full HD」を搭載。シーンごとのヒストグラム解析や画像認識などの制御を行なう「アドバンスドダイナミックコントラスト」などにより、画質向上を図っている。自動画質調整機能の「インテリジェント・オート高画質」も搭載している。
AVネットワーク機能は、DLNAとDTCP-IPに対応し、DLNAクライアントとして動作し、PCに保存されている動画を Woooから再生できるほか、Woooの内蔵HDDやiVDR-Sに録画した番組をLAN経由で対応のテレビやパソコンから再生できる。
アクトビラは、「アクトビラ ビデオ・フル」に対応。また、「テレビ版Yahoo! JAPAN」に対応し、リモコンでYahoo!の検索や画像検索などが利用できる。新たにテレビ版Yahoo! JAPANの動画チャンネルにも対応した。携帯電話で撮影した写真などを離れた場所のWoooに転送できる有料ネットサービス「ビデオdeメール」にも対応している。
SDカードスロットも装備し、カードに記録したAVCHDビデオやJPEG画像の再生が可能。スピーカー出力は32/26型が10W×2ch、22/19型が5W×2ch。HDMIを3系統装備し、HDMI CEC機能の「Woooリンク」にも対応する。
L32-H05 | L26-H05 | L22-H05 | L19-H05 | ||
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パネルサイズ | 32V型 | 26V型 | 22V型 | 19V型 | |
パネル | 新IPSαパネル | 新IPSパネル | |||
パネル解像度 | 1,366×768ドット | ||||
輝度 | 450cd/m2 | 400cd/m2 | 300cd/m2 | ||
チューナ | 地上/BS/110度デジタル×1、地上アナログ×1 | ||||
スピーカー | 4.2×16cm/2基 | 5cm/2基 | |||
音声出力 | 10W×2ch | 5W×2ch | |||
入出力端子 | HDMI入力×3(1080p対応)、D4入力×1、S映像入力×1、コンポジット入力×3、モニター出力×1、光デジタル音声出力×1、Ethernet×1、アナログ音声入力×3、ヘッドフォン出力×1 | ||||
消費電力 | 73W | 63W | 51W | 48W | |
年間消費電力量 | 61kWh/年 | 51kWh/年 | 48kWh/年 | 46kWh/年 | |
外形寸法 (幅×奥行き×高さ/ スタンド含まず) | 812×96×509mm | 663×79×417mm | 551×79×353mm | 478×79×309mm | |
重量(スタンド込み) | 11.5kg(13.3kg) | 7.5kg(9.8kg) | 5.4kg(6.3kg) | 4.6kg(5.5kg) |
(2010年 3月 15日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]