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米Sony、強化セルラーコーン採用のホームシアタースピーカー
2025年6月11日 17:21
米Sonyは、ホームシアタースピーカーの新モデルとして、ブックシェルフ型「SS-CS5M2」やフロアスタンド型「SS-CS3M2」など合計4機種を発表した。現地の直販サイトでは7月1~2日出荷予定。価格はSS-SC5M2が249.99ドル/ペアから。
- ブックシェルフ「SS-CS5M2」 249.99ドル/ペア
- フロアスタンド「SS-CS3M2」 279.99ドル/シングル
- センタースピーカー「SS-CS8M2」 229.99ドル/シングル
- イネーブルドスピーカー「SS-CSEM2」 249.99ドル/ペア
家庭にシネマサウンドをもたらすというCSシリーズの新モデル。振動板にペーパーコーンではなく、強化セルラーコーンを採用したウーファーや、ポリエステルファイバーを使ったツイーター、広い指向性を持つスーパーツイーターなどを採用している。
同社はペーパーコーンは経年劣化によりたわんで音が歪むと説明。強化セルラーコーンは剛性が高く、高い圧力とスピードで形状を維持できるため、音質を損なわずに力強い低音を再生できるとする。
ブックシェルフ型のSS-CS5M2は5.12インチウーファー、0.98インチツイーター、0.75インチスーパーツイーターを組み合わせたバスレフ型3ウェイ。強化セルラーコーン振動板のウーファーがパワフルな低音や、クリアなボーカルとセリフに必要なきめ細やかな中音域を再生する。
ソフトドームツイーターは、より忠実なサウンドを再生。高度な吸音フェルトを使った音響調整により、ツイーター背面からの音を排除して自然な響きのボーカルを実現したという。スーパーツイーターは広指向性で、広がりのあるサウンドステージで高音域を再生する。
エンクロージャーは木製で、内部の接合部を無垢材で補強するなど剛性を確保。共振をコントロールするために、内部の吸音材の種類や配置を最適化したという。再生周波数帯域は53Hz~50kHz、インピーダンスは6Ω。外形寸法は178×220×335mm、重さは4.3kg。
フロアスタンド型のSS-CS3M2は5.12インチウーファー×2と0.98インチツイーター×1、0.75インチスーパーツイーター×1の4ウェイ。2基のウーファーで深みのある安定した低音を奏でるという。バスレフ型でエンクロージャーは木製。
再生周波数帯域は45Hz~50kHz、インピーダンスは6Ω。外形寸法は230×260×921mm(幅×奥行き×高さ)、重さは11.1kg。
そのほかセンタースピーカーのSS-CS8M2は3.94インチウーファー×2、0.98インチツイーター×1の2ドライバー3ウェイ、イネーブルドスピーカーのSS-CSEM2は3.94インチフルレンジ×1を搭載する。