ソニー、5.1ch「S-Master」アンプ内蔵のラックシアター

-32~55型対応の3製品。コーナー設置時の省スペース化も


BRAVIAとの設置例

4月24日より順次発売

標準価格:オープンプライス



 ソニーは、薄型テレビ向けのラックシアターシステム3モデルを4月24日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は下表の通り。

型番対応テレビサイズ
(BRAVIA)
発売日店頭予想価格
RHT-G55032~40型6月25日8万円前後
RHT-G95032~46型4月24日11万円前後
RHT-G155040~55型15万円前後

 いずれも、AVラックにフルデジタルアンプの「S-Master PRO フロントサラウンド」とマルチチャンネルスピーカーを内蔵した製品。「RHT-G950」と「RHT-G1550」は5.1chアンプ構成、「RHT-G550」は3.1chアンプとなっている。

 アンプの総合出力は、G550が330W、G950が470W、G1550が550W。デコーダはドルビーデジタルやDTSに対応。Blu-ray Discに収録されたマルチチャンネルのリニアPCM音声も入力でき、BDプレーヤーでドルビーTrueHDやDTS-HDなどの7.1ch/5.1ch音声をデコードしたリニアPCMも入力できる。

 G550/950は、本体の背面2カ所を斜めにカットしたデザインで、奥行きを抑えたコーナー設置が可能。従来モデルよりもG550では13cm、G950では10cmまで奥に設置できるという。また、両製品は棚板の高さを3段階に変更できるほか、脚部にキャスターも付いている。

左からRHT-G550、RHT-G950、RHT-G1550

 3製品ともに、HDMIを入力3系統/出力1系統装備。CEC機能の「ブラビアリンク」にも対応し、液晶テレビ「BRAVIA」のリモコンで、テレビのスピーカーからラックシアターへの音声切り替えや、音量調整、テレビと連動した電源OFFが可能。さらに、テレビのEPG情報に応じて、自動でサウンドモードを切り替える「オートジャンルセレクター」を搭載する。前面には操作状況を示すディスプレイを搭載。視聴ポジションからでも操作しやすいとしている。

 「ブラビアリンク」利用時は、ラックシアターが待機状態でもテレビでBlu-ray Discの映像/音声を出力可能。新たに、省電力機能も搭載し、BRAVIAの電源をOFFにした時に、待機電力を0.5W以下まで削減した。

 5.1ch対応のG950/G1550は、サブウーファを本体底に配置。2つのユニットで互いの振動を打ち消しあうことで重低音を損なうことなく床などへ振動が伝わるのを抑えるという。

 別売のデジタルメディアポートアダプタ「TDM-NW10」を利用することで、ウォークマンの音楽をラックシアターから再生/リモコン操作可能。また、接続したウォークマンの充電も行なえる。さらに、別売のBluetoothアダプタ「TDM-BT10」により、ウォークマンなどのポータブルプレーヤーや、携帯電話の楽曲をワイヤレスで再生することもできる。

【主な仕様】
 

RHT-G900

RHT-G950RHT-G1550
総合出力330W470W550W
実用最大出力フロント70W×2ch
センター70W
サブウーファ120W
フロント70W×2ch
センター70W
サラウンド70W×2ch
サブウーファ120W
フロント80W×2ch
センター100W
サラウンド80W×2ch
サブウーファ130W
スピーカーユニットフロント:50mm径×2
センター:50mm径×2
サブウーファ:100mm径×2
フロント:50mm径×2
センター:35mm径×3
サラウンド:50mm径×2
サブウーファ:100mm径×2
フロント:50mm径×2
センター:35mm径×3
サラウンド:50mm径×2
サブウーファ:100mm径×2
入出力HDMI入力×3、HDMI出力×1
光デジタル音声入力×3、同軸デジタル音声入力×1
デジタルメディアポート×1
消費電力約95W約110W約125W
待機時消費電力

HDMI機器制御ON/TVオフ時:0.5W以下、HDMI機器制御OFF:0.3W以下

対応音声
フォーマット

ドルビーデジタル、DTS、ドルビープロロジック、ドルビープロロジックII、MPEG-2 AAC、リニアPCM(2ch~7.1ch)

サウンドモード
(サウンドフィールド)

STANDARD、MOVIE、DRAMA、NEWS、SPORTS、GAME、MUSIC、JAZZ、CLASSIC、ROCK、POP、LIVE、FLAT

外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
約1,000×400×480mm約1,115×400×500mm約1,550×400×400mm

(2009年 3月 2日)

[AV Watch編集部 中林暁]