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PS VR日本発売は10月13日。6月18日予約開始。「サマーレッスン」など15本同時発売

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PlayStation 4用HMD「PlayStation VR」(以下PS VR)の日本での発売日を10月13日と発表した。従来は「10月」とアナウンスしており、詳細な発売日が決定した。価格はPS VR単体で44,980円。また、PS VRとPlayStation Cameraも同梱したバージョンも49,980円で用意する。予約受付開始は6月18日から。

日本での発売日は10月13日

 また、PS VRで活用でき、PS4と接続するためのUSBケーブルを同梱した「PlayStation Moveモーションコントローラー」も10月13日に4,980円で発売する。

 PS VRの製品ページで詳細が紹介されているほか、SIEJAの盛田厚プレジデントによる「PS VR 日本の皆様に向けたビデオメッセージ」も公開されている。

“PlayStation VR” 日本の皆様に向けたビデオメッセージ

 PS VR発売同日には、専用タイトル/対応タイトルを合計15本、日本国内向けにリリース予定。また、購入後すぐにVR体験ができるよう、専用タイトル「THE PLAYROOM VR」をPlayStation Storeで無料配信する。これらに加え、40本以上の対応タイトルが開発されている。

 10月13日発売のソフトは、キャラクターとのコミュニケーションをより進化させたという「サマーレッスン(仮)」、電脳空間でライヴが楽しめる「初音ミクVRフューチャーライブ」、共感覚シューティング「Rez Infinite」、フライトアクションの「Eagle Flight」など。

 人気シリーズの最新作として9月30日に発売されるRPG「ファイナルファンタジーXV」が、発売後日にPS VRに対応する予定。2017年1月26日発売のバイオハザードシリーズ新作「BIOHAZARD 7 resident evil」もPS VR対応ソフトとされている。

 また、東宝と共同で、7月29日に公開される映画「シン・ゴジラ」とコラボ。PS VR向けに「シン・ゴジラ」のスペシャルデモコンテンツを制作し、10月13日から期間限定で無料配信する事も発表されている。詳細は別記事を参照の事。

 6月16日からは、東京・名古屋・大阪・福岡のソニーストアにて、PS VRの体験コーナーを展開。一部販売店でも順次、体験会を開催する。詳細は公式サイトでアナウンスされる。

PS VRの装着イメージ

2種類で発売するPS VR

 PlayStation VR(CUHJ-16000)単品版は44,980円で、VRヘッドセット、プロセッサーユニット、VRヘッドセット接続ケーブル、HDMIケーブル、USBケーブル、ステレオヘッドフォン(イヤーピース一式)、電源ケーブル、ACアダプタがセットになっている。

 PlayStation VR PlayStation Camera同梱版(CUHJ-16001)は、49,980円。前述の単品版に加え、PlayStation Cameraを追加したものとなる。

 ゲームプレイだけでなく、映像コンテンツ、シェアプレイ、Live from PlayStationのソーシャル機能など、PS4の様々なコンテンツや機能が利用できるシネマティックモードも搭載している。

PS VRのスペック

 1,920×1,080ドット/5.7型の有機ELディスプレイを備え、左右の目にそれぞれ960×1,080ドットの映像を表示して3D立体視が可能。リフレッシュレートは120Hz/90Hz。視野角は約100度。3軸ジャイロ、3軸加速度で構成する6軸検出システムで、装着者の動きを検出する。

PS VR
PS VRとプロセッサユニットをケーブルで接続して利用する

 頭部に被ると3D空間がプレイヤーを取り囲み、頭部の動きや位置に合わせて映像が360度全方向にリアルタイムに変化。SCE独自開発の3Dオーディオ技術により、仮想空間内の音響も連動して変化。ワイヤレスコントローラーのDUALSHOCK 4やPlayStation Moveモーションコントローラを使って、仮想空間内の探検や、仮想キャラクターとの交流などが楽しめる。

 外形寸法は、VRヘッドセットが187×277×185mm(幅×奥行き×高さ)、プロセッサーユニットが143×143×36mm(同)。重量はヘッドセットが約610g、プロセッサーユニットが約365g。