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180度全天周撮影対応の分離型アクションカメラ「EX-FR200」。2台で全天球撮影も
2016年8月4日 12:33
カシオ計算機は、分離型のアクションカメラ「Outdoor Recorder」の新モデル「EXILIM EX-FR200」を9月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は65,000円前後。カラーはBK(ブラック)のみ。
カメラ部とコントローラー部を分離でき、シーンに応じて自由な撮影スタイルが選択できるアクションカメラ。EX-FR200では、一度のシャッターで周りの空間180度をまるごと撮影できるほか、カメラ部を2台組み合わせて360度撮影にも対応する。また、4K動画撮影も可能。
2台同時利用のためにEX-FR200のカメラ部「EX-FR200CA」と、従来モデル「EX-FR100」のカメラ部「EX-FR100CA」の単品販売も9月中旬から開始。店頭予想価格はEX-FR200CAが5万円前後、EX-FR100CAが35,000円前後。
全天周・全天球撮影に対応
カメラ部とコントローラ部は、Bluetoothで連携。いずれも、アウトドアでの利用を想定し、耐落下1.3m、耐低温-10度、IP66、IP68相当の防塵防滴性能も備えている。
カメラ部は、円周魚眼レンズにより、自分の周囲180度をカバーした「全天周撮影」や、「パノラマ撮影」、「超広角撮影」、2つのカメラを利用した「全天球撮影」の4つの記録モードに対応。カシオでは「全天周」が180度水平垂直方向撮影、「全天球」が360度撮影と呼んでいる。
全天周撮影では、一回のシャッターで周りの空間180度をまるごと撮影可能で、画角を気にせずに景色などをまとめて撮影できる。
また、レンズを上向きにして撮影し、周囲(水平)を切り出して展開し、360度パノラマ映像を生成する「パノラマ撮影モード」や、対角208度の超広角撮影が可能。加えて、カメラ部を2台同時に利用することで、水平垂直方向を360度の範囲でとらえた全天球映像を撮影できる。
カメラ部のレンズは、撮像素子は1/2.3型の正方画素CMOSで、有効1,195万画素。JPEG静止画と、MOV形式でMPEG-4 AVC/H.264の動画撮影が可能で、写真は全天周時3,888×3,888ドット、パノラマは7,456×1,864ドット、超広角で3,232×2,424ドット。
動画は3,840×2,160/30fps、1,920×1,080/60fps、30fps、1,280×720/120fps、640×480/240fps、30fpsから選択できる。いずれのモードでも一回あたり最長撮影時間29分の制限がある。手ブレ補正機能も搭載。記録メディアはmicroSDメモリカード(microSDXC対応)。内蔵メモリは64MB。
カメラ部とコントローラ部を分離して利用できるほか、レンズと液晶モニターを同一面に配した「セルフィースタイル」、カメラ部を折りたたんだ「カメラスタイル」などの撮影スタイルを選択可能。
また、EX-FR200とEX-FR100は、単体のカメラ部「EX-FR200CA/FR100CA」を2つみ合わせて1台のコントローラで2台のカメラを操作可能。別の視点からの撮影を同時に行なったり、好みのタイミングでそれぞれ操作したり、2つのカメラの撮影動画や静止画を同時に再生することもできる。EX-FR100は、コントローラなしにスマートフォンからの操作も可能。
カメラ2台をセッティングできる「マルチカメラマウンター(EAM-8)」も10月に発売。価格は5,000円。
Bluetooth Ver.2.1＋EDRのほか、IEEE 802.11b/g/n無線LANも搭載。カメラ部の外形寸法は60.9×40.7mm(直径×奥行き)。重量は100g。コントローラ部には3型/92万ドットの液晶モニターを装備。外形寸法は59.2×19.4×86.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約103g。
静止画撮影枚数は約260枚。動画実撮影時間は全天周で約1時間、動画連続撮影時間(ハイスピード動画HS240)で約1時間15分。連続再生時間は約3時間55分。
新アプリ「EXLIM ALBUM」
EX-FR200の発売にあわせて、アプリ「EXLIM ALBUM」も提供し、スマートフォンなどから全天周、全天球画像を閲覧できる。全天周または全天球モードで撮影した映像は、静止画なら3箇所、動画なら2箇所の表示位置を自動で選択し、歪みを補正した上で分割表示。1つの映像を同時に異なる視点から見られ、詳しく見たいエリアを選択して全画面表示できる。
また、撮影した動画や静止画をまとめて、アプリ内でアルバムを作成可能。撮影時の情報をもとに自動で動画や静止画を選んでタイムライン表示が行なえ、ハイライトムービーも作成可能。作成したコンテンツは、SNSなどに共有できる。
PC向けには、「EXLIEM 360 Viewer」提供。全天周・全天球撮影した写真や動画を、PC上で再生/編集できる
また、アプリ「EXLIM Connect」をインストールしたスマートフォンと、Bluetooth Smartで常時接続することで、スマートフォンとカメラの通信をコントロール。カメラのスリープ中に撮影した画像をスマートフォンに自動転送する「エクシリムオートトランスファー」にも対応する。