ニュース
薄さ70mmでAtmos/DTS:X対応のパイオニア6ch AVアンプ。4K/HDR伝送も
2016年9月20日 16:27
パイオニアは、薄型6ch AVアンプ「VSX-S520」を10月中旬に発売する。価格は70,000円。カラーはシルバー。4K/60pやHDR/BT.2020映像の伝送が可能なHDMI端子を備え、後日提供のアップデートでDolby Atmos/DTS:Xもサポートする。
従来モデル「VSX-S510」より15mm薄い、高さ70mmのスリムデザインを採用。高効率のClassDデジタルアンプを搭載し、定格出力は80W×6ch(4Ω/1ch駆動時)。
HDMI端子は入力×4、出力×1を装備。4K/60p 4:4:4/24bitの“フルスペック4K映像”の伝送が可能で、著作権保護規格のHDCP 2.2にも対応し、4K放送やUltra HD Blu-ray(UHD BD)の仕様に準拠。HDR映像や、BT.2020の信号も伝送できる。3D映像伝送や、オーディオリターンチャンネル(ARC)、DeepColor、x.v.Colorもサポートする。
さらに「Super Resolution」機能も利用可能。Blu-rayプレーヤー「BDP-LX」シリーズの開発で培った超解像4K技術で、HD画質のコンテンツを高画質に4Kアップスケーリングできる。音響機能では、独自の自動音場補正技術「MCACC」や、マルチチャンネル再生時に生じる低音のズレを解消する「フェイズコントロール」を搭載する。
Ethernet端子と、IEEE 802.11b/g/n/aのデュアルバンド対応無線LANを搭載。有線ネットワークとUSB接続時には、ハイレゾを含む音楽ファイルが再生でき、FLAC/WAV/AIFF/Apple losslessの192kHz/24bitまでのデータに対応。DSDファイルも5.6MHzまで再生できるが、PCMへ変換しながらの再生となる。
Google Castに対応し、スマートフォンやタブレットのアプリから、手軽に楽曲をワイヤレス再生可能。そのほか、AirPlayや内蔵Bluetooth経由のワイヤレス再生にも対応する。インターネットラジオのtuneinやradiko.jpを受信できる。ワイドFM対応のFMチューナも備えている。専用コントロールアプリ「Pioneer Remote App」からの操作に対応する。
HDMI以外の端子は、入力が同軸デジタルと光デジタルが各1系統、アナログ音声×3(PHONO含む)。ヘッドフォン出力(ステレオミニ)とサブウーファプリアウトを装備する。
操作性を向上させ、初期設定も分かりやすいという新GUIも搭載。トップ画面を一新し、MCACC関連メニューなど各項目へ一目でアクセス可能。各機能のメニュー画面にもグラフィック表示を採用している。
消費電力は60W。外形寸法は435×325×70mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は4kg。大きなボタンで使いやすい「かんたんリモコン」や、セットアップマイクが付属する。