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次期Android「Android O」は高音質Bluetooth「LDAC」対応、バッテリも改善

 Googleは21日、Androidの次期バージョンとなる「Android O」のDeveloper Preview(開発者向けプレビュー版)を提供開始した。バックグラウンド動作の制限や通知チャンネルなどの機能強化に加え、高音質Bluetoothコーデック「LDAC」の対応も含まれる。ソフトウェア開発者向けに先行公開するもので、今後数カ月のフィードバックを受けた後に、一般向けに提供予定。

 Android Oでは、バックグラウンドのアプリ動作を制限することで、バッテリ持続時間を改善。位置情報の更新やバックグランドサービスなどを制限するなどでバッテリへの影響を軽減する。

 加えて通知チャンネル(Notification Channnels)を追加し、多くのアプリからの通知をグループにまとめて管理できるようになる。パスワード入力などに用いるAutofill APIやピクチャインピクチャ動作時のハンドセット利用などにも対応する。

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 また、ディスプレイ側の進化にあわせて、アプリの色域を向上し、AdobeRGBやPhoto RGB、DCI-P3などの色空間に対応。低遅延(レイテンシ)でオーディオを扱えるAAudio API for Pro Audioもサポートする。

 加えて、Bluetoothにおいては、ソニーが開発した高音質コーデック「LDAC」に対応。ソニーは、LDACを含む30以上の機能強化や250のバグフィックスに協力したという。