ニュース

ソニーのインテリアショップが表参道に出店。新4Kプロジェクタ「It's all here」初披露

 ソニーは、Life Space UX製品と家具などインテリア商品を合わせて展示・販売する期間限定ショップ「Life Space Collection 表参道」を、15日から東京・表参道の神宮前交差点近くにオープン。1月の「CES 2017」で発表したコンセプトモデル「新4Kプロジェクター -It's all here-」も、国内で初めて展示する。

Life Space Collection 表参道

 約125m2の店内には、ポータブル超短焦点プロジェクタ「LSPX-P1」をはじめとするLife Space UXシリーズの製品群が、16のシチュエーションに分けてソファやベッド、 ダイニングテーブルなどと共にしつらえてある。来場者は気に入った商品を体験でき、その場で購入もできる。落ち着いた雰囲気の中でさまざまなライフスタイルを提案していく。無料のコーヒーも振る舞う。

Life Space UXシリーズの製品群とインテリア・家具を展示・体験。購入も
コンセプトモデル「新4Kプロジェクター -It's all here-」

 製品の販売は、インテリアショップ「リビング・モティーフ」を運営するアクシスが行なう。なお、当日持ち帰りできるのはLife Space UX製品と一部のインテリアのみで、家具などは後日発送する。

 6月30日までの期間限定出店で、定休日はなし。営業時間は11時~21時。場所は東京・渋谷区神宮前6-2-9 ユーハイム原宿ビル1Fで、最寄りは地下鉄明治神宮前駅、表参道駅、JR原宿駅。

新4Kプロジェクタ「It's all here」で、膨大な音楽リストから再生デモ

 4月15日から21日までの期間限定で参考展示する「新4Kプロジェクター -It's all here-」は、Life Space UXシリーズのコンセプトモデルで、製品化を含め、発売地域や時期、価格、仕様等はすべて未定。今年1月のCESで発表され、国内での展示はこれが初となる。

新4Kプロジェクター -It's all here-

 製品のコンセプトは、壁際に置くだけで居住空間の中に大画面を作り出し、映像コンテンツだけでなく、音楽や電子書籍のライブラリ、環境映像などを住空間に溶け込ませて楽しめるようにするというもの。展示されている試作機の光学系などプロジェクタ部は、ソニーの4K/HDR対応超短焦点プロジェクタ「VPL-VZ1000ES」と同じもの。120型相当の画面を投写できる。

 800万タイトルのアルバムアートがランダムに並ぶライブラリを壁に映し出し、スマートフォン風のコントローラでライブラリ映像を拡大・縮小したり、上下左右や斜めに滑らせたりといった操作がなめらかに行なえる様子を実演。本体下に置かれたサウンドバー型スピーカーからは、さまざまな音楽を再生していた。

音楽再生デモの様子
画面の拡大・縮小や上下左右、斜めの自由移動がスムーズに行なえていた
800万の画素ひとつひとつにジャケット表示。見分けがつかないほど細かい

 ソニー TS事業準備室 室長の斉藤博氏は、書店やレコード店を“散策”するような感覚でIt's all hereを操作することを目指しており、「階層型やレコメンド、ランキングといったユーザーインターフェイスに対する、ある種の新しい挑戦。実際の書店やレコード店では本の背表紙しか見えなかったり、レコードも重ねてあるなど、(It's all hereの方が)一覧性は高い。新しい出会いの体験の場を作れると考えている」。

It's all hereのコンセプトを説明するソニー TS事業準備室 室長の斉藤博氏

 狙いは、「外でしかできなかったワクワク体験を家にいながらにして新しい過ごし方として体験してもらうこと。コンテンツのパワー、特に本や音楽との出会いには、人生を変えるくらいのパワーがある。新しいコンテンツに出会って、普段の生活を彩ることにつながればいいと思う」と語った。

 なお、斉藤氏によると、It's all hereの操作で使われたコントローラは今回の展示のために用意したもの。どのような操作系になるかなどハードウェアとしての仕様、It's all hereで体験できる音楽や電子書籍は試聴・試し読みに留めるか、実際のコンテンツ購入の導線につなげるのか、といった点について、さまざまな模索をしていくようだ。

「LSPX-P1を家族で楽しんでいる。テレビはいらない」

 オープン前の内覧イベントには、フリーアナウンサーの内田恭子さんや、建築家の迫慶一郎さんが登場。It's all hereで音楽再生を体験したり、Life Space UX製品との関係についてトークを行なった。

フリーアナウンサーの内田恭子さん(左)、ソニーの斉藤氏(中央)、建築家の迫慶一郎さん(右)

 内田さんは「Life Space Collection 表参道」の店内について、「うちに採り入れたい展示がいくつかあって、ひとつひとつの展示エリアは大きくないけれど、とても参考になる。家具も可愛い」とコメント。また、It's all hereの大画面が大型テレビと異なり、空間を圧迫しないという話に及ぶと「どうして男性は大きいテレビを欲しがるんでしょう? うちも買い換えるたびにどんどん大きくなるので、主人と若干もめます。リビングの主役がテレビというのはもったいないと思う」と力説した。

It's all hereを操作する内田さん

 自宅ではポータブル超短焦点プロジェクタ「LSPX-P1」を使っているという。「子どもが写真を見るのが好きで。主人が欲しがっていたけれど、最初はいまひとつ良さがわかっていなかった。でも、これがあれば家族で楽しめて、テレビはいらないですね」。

 一方、迫さんはLSPX-P1やグラスサウンドスピーカー「LSPX-S1」に興味津々の様子で、店内で気になったのは寝室をイメージした展示だという。「ベッドの上にプラネタリウムのような映像が流れているのが面白い。これまで、こんなに手軽にプロジェクションできる製品はなかったと思う。寝ながら映画も楽しめそうで、リビングでテレビの前のソファに座って、という従来のスタイルと異なり、時間の使い方も変わるのではないか」。

グラスサウンドスピーカー「LSPX-S1」が気になるという迫さん
寝室をイメージした展示の天井にLSPX-P1で映像を流していた

 It's all hereについては、「電源が切れたテレビは真っ黒で、サイズが大きくなればなるほどインテリアとしてバランスを取りにくくなるが、これなら住空間がかなり変わる可能性を感じた。実空間を設計する側としては、バーチャルに負けないようにしたいと思っており、“偶然の出会い”は実空間にしか無い強みと思っていた。しかしこうしてバーチャルがリアルに寄ってくると、新しい課題に取り組まなければならないと感じる」。

オーディオと映像でくつろげる空間
お酒を楽しんだり、アウトドアや旅行先でLSPX-P1を楽しむ
ヨガ映像を流しながらフィットネス
LSPX-P1をビジネスの場で活用するという提案も(上段中央)