ニュース
PS VRが5千円値下げ、PS Camera同梱版が10月14日から44,980円に。「一家に一台PSが目標」
2017年9月19日 16:40
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは19日、ゲーム機の国内販売戦略を説明する「2017 PlayStation Press Conference in Japan」を開催。PlayStation 4向けのHMD「PlayStation VR」(PS VR)の値下げを発表。PS VRとPlayStation Cameraをセットにした「PlayStation VR PlayStation Camera同梱版」を、10月14日に従来の49,980円から44,980円に5,000円値下げする。
SIEJAの盛田厚プレジデントは、「グランツーリスモSPORT」や「V!勇者のくせになまいきだR」など、対応注目タイトルの発売に合わせ、「PS VRも、より供給を増やしていく。更に多くの方にVRを体験していただくために値下げを行なう」と説明した。なお、PS VR単品版の価格に変更はない。
さらにPS VR向けコンテンツの新情報として、VR空間でゲーム音楽のオーケストラが楽しめる「JAPAN Studio VR音楽祭」を発表。5月に開催された、JAPAN Studioのゲーム音楽をオーケストラが演奏する「GAME SYMPHONY JAPAN 23rd CONCERT～PlayStation を彩るJAPAN Studio音楽祭2017～」の模様を、PS VRのデジタルシアター機能を使い、コンサートホールを独り占めしている気分で味わえるというもので、VR空間に用意されたホール内で、演奏の映像やゲーム画面などが楽しめる。9月20日からPlayStation Plus加入者は向けに1カ月間先行配信をスタートする。
また、動画配信サービスの「niconico」がPS4向けにサービスを提供。動画をPS4で視聴するだけでなく、PS VRにも対応し、VRでniconicoの動画が視聴できるという。さらに、朝日新聞のVRコンテンツ「NewsVR」のPS VR対応もアナウンス。スマホゲームのVR化となる「ねこあつめVR」なども発表された。
なお、月額500円でアニメが24時間見られる、アニメ専門テレビチャンネル「アニマックス on PlayStation」が、12月1日に開局される事も発表した。これについては別記事で紹介する。
さらに盛田プレジデントは、6月11日時点でPlayStation 4(PS4)の全世界の累計実売台数が6,040万台に達した事を紹介。その上で、魅力的なゲームソフトラインナップの拡充により、この勢いを維持していく事を説明。
また、新たなPS4向け周辺機器として、ワイヤレスコントローラー「DUALSHOCK4」の新カラー、クリスタル、レッド・クリスタル、ブルー・クリスタルの3機種を数量限定各5,980円で、スチール・ブラックを数量限定6,480円で、ミッドナイトブルーを5,980円でカラーバリエーションとして追加する事を発表。発売日はいずれも11月3日となる。
また、PS4の限定デザインモデルとして、10月19日に「グランツーリスモSPORT リミテッドエディション」を発売するほか「コール オブ デューティ ワールドウォーII リミテッドエディション」も11月3日に39,980円で発売する事を発表。ゲームの世界観を表現するために、迷彩柄をモチーフとしたデザインを採用。コントローラーも、PS4本体のカラーリングを踏襲したシンプルなモスグリーンに仕上げている。
注目のゲームソフトでは、カプコンのハンティングアクションシリーズ「MONSTER HUNTER:WORLD」の発売日が、2018年1月26日と発表された。PS4、PS4 Pro向けに発売し、雄大な自然の中で巨大なモンスターに仲間と共に立ち向かうゲームとなっている。
この発売に先駆け、PS4 Pro本体にモンスターハンターシリーズの人気モンスター、火竜“リオレウス”の怒れる横顔と、口から溢れる炎をデザインした「PlayStation 4 Pro MONSTER HUNTER:WORLD LIOLAEUS EDITION」が2017年12月7日に49,980円で数量限定発売される。
鏡面仕様の天面にリオレウスを描き、ゴールドでプリントされたロゴやアイコン、怒りの眼差しがアクセントになっている。コントローラーにも、炎をイメージしたカラーリングを施し、竜の翼をデザインした。
ゲーム機だけでなく、「MONSTER HUNTER:WORLD」のダウンロード版コードと、PS4用テーマも同梱。モンスターハンターの世界が楽しめるセットとなっている。
盛田プレジデントは、PS4の発売以来、「日本のゲーム市場をもう一度活性化することは、ゲームを愛する皆さんに対する義務だと思って取り組んできた。この3年間は、皆さんに評価していただくことですが、仲間と共に“ブレずに前に進もう”と誓いあって、少しは前進出来たのではないか」と、PS4のこれまでの歩みを振り返る。
一方で、「我々の旅はまだ終わりません。全てのゲームをここに(PlayStationに)集めたい。1人で心ゆくまでゲームの世界にワクワクし、そこから夢を見つける、親子で遊ぶ、みんなで遊ぶ、みんなで闘う、それを見る楽しみ、応援する楽しみ、伝えたいことは沢山あります。“みんなのPlayStation”を目指し、全てのエンタテイメントをここに集める。やりたいこと、やらなければならないことも沢山あります、“一家に一台 PlayStation”が目標です」と掲げる。
さらに、「インタラクティブなエンタテイメントであるゲームをより多くの人に楽しんでいただき、ゲームを文化として確立するのが夢のゴール。皆さんを、皆さんの想像を超える世界まで連れていきたいと強く思っている。“我々の旅”の我々とは、一緒にゲームを提供してきたパートナーの皆さんはもちろん、ゲームを愛し、楽しんでいただいてきた皆さんも含むと、勝手に思っています。“みんなのPlayStation”を信じて、これからも一緒に歩んでいただけると嬉しいです」と締めくくった。
