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Amazon Alexaが年内に日本上陸、スマートスピーカー「Echo」も発売

 Amazon.co.jpは、クラウドベースの音声サービス「Amazon Alexa」と、その対応製品「Amazon Echo」を年内に日本で展開すると発表した。事前に購入を希望すると、招待制でEchoを購入できるようにする予定。

海外で発表されているAmazon Echo(2nd Generation)

 さらに、Alexa対応製品の開発者向けサービスであるAlexa Skills Kit(ASK)とAlexa Voice Service(AVS)を日本市場でも展開。日本市場向け製品の開発をサポートしていくという。

 クラウドベースの音声サービスAlexaは、話しかけるだけで、音楽の再生、ニュースやスケジュールの読み上げ、タイマーやアラームのセット、プロ野球や大相撲などスポーツ結果の確認などが可能になる。遠隔音声コントロール技術により、部屋中のさまざまな場所からでも、話しかけるだけで、これらの機能が利用可能。

 Alexaが利用できるEchoは、遠隔音声認識技術と7つのマイクアレイを備え、音声を明確に聞き取る。マイクの信号を合成するビームフォーミング技術により、ノイズや反響音、音声指示以外の話し声も抑制して認識。スピーカーとしては専用のツイータ、2.5インチのダウンファイアタイプのウーファも備え、「部屋全体に鮮明なボーカルとダイナミックな低音レスポンスを実現するDolbyプロセッシングも採用している」という。

 開発者がAlexa用の新しい音声駆動型機能を作成できるようにする「ASK」は、日本の一部企業には事前に提供されており、Alexaスキルの作成を進めているという。日本市場向けのスキルは、NTTドコモ、クックパッド、KDDI、積水ハウス、ソフトバンク、日本放送協会(NHK)、JR東日本、三菱UFJフィナンシャル・グループ、ヤフー、リクルートホールディングスなどから提供される予定。

 AVSは、API、ハードウェア開発キット、ソフトウェア開発キット、ドキュメントなどで構成され、各メーカーが、自社製品を迅速かつ簡単にAlexaに対応できるとう。アンカー・ジャパン、HTC Corporation、オンキヨー、ハーマンインターナショナルなどの企業が、日本市場向けにAVSを使用したAlexa対応製品の発売を計画している。