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AIを使ってダンスでピアノを演奏、ヤマハが技術協力し新音楽表現コンサート
2017年10月31日 12:44
ヤマハは、AIを活用し、ダンスでピアノを演奏する新しい音楽表現に挑戦する。11月22日に、東京藝術大学奏楽堂で行なわれるダンサー・森山開次氏と、ベルリンフィル・シャルーンアンサンブルの共演コンサート「舞・飛天遊」に技術協力。森山氏のダンスを瞬時に解析し、パターンに関連付けられた演奏をリアルタイムに割り出し、ヤマハの自動演奏機能付きピアノ「Disklavier」に演奏させる。
この試みには、ヤマハが開発した人工知能搭載の「ダンス認識ピアノ演奏システム」を使用。森山氏に、伸縮センサー、筋電位センサー、加速度センサー、ジャイロセンサーを取り付け、動きを検知。動きのパターンを瞬時に解析し、そのパターンに関連付けられた演奏をリアルタイムに割り出し、コンサート用グランドピアノのフラグシップモデル「CFX」の「Disklavier」に演奏を指示する。
「Disklavier」は僅かなタッチの違いも正確に豊かな音色で再現できるのが特徴で、森山氏の表現力に対応できるとする。
コンサートでは、森山氏とベルリンフィル・シャルーンアンサンブルが共演。「未来の演奏を紡ぎ出す」という。「舞・飛天遊」の入場料は5,000円(全席指定・税込)。チケットなどの詳細は公式サイトを参照のこと。