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バイオセルロース振動板と木製ハウジングのオープン型ヘッドフォン「Auteur」
2017年12月20日 14:02
ブライトーンは、ZMF headphonesの新製品として、バイオセルロースドライバを使ったオープン型のヘッドフォン「Auteur」(オーテール)を2018年1月1日に発売する。予約受付は既に開始している。価格はハウジングの素材によって異なり、チークを使った「Auteur STD Teak」が23万円、アフリカンブラックウッドの「Auteur LTD African Blackwood」が25万円。
アフリカンブラックウッドのモデルは100ユニット用意。グリルとロッドの色を、黄銅、もしくは黒色から選べる。また、「今後多くのエキゾチックで珍しいウッドオプションをリミテッドとして展開していく」という。
「ヴィンテージ楽器に敬意を表するヘッドフォン」を“究極の目標”として掲げ、開発されたモデル。「古くて新しいというルーツに戻って、金属、皮革、木材を選んだ」(ZMF headphonesのZach Mehrbachオーナー)という。
振動板にはバイオセルロースを採用。再生周波数特性は10Hz~30kHz。インピーダンスは300Ω。感度は97dB/mW、最大入力は250mW。
Eikonで確立した、ダウンスロープチューニングを採用。オープン型で残響音も抑え、バックグリルカバーや穴の空いたバッフル、穿孔したイヤーパッドと組み合わせる事で、「音圧の均等化を実現した」とする。
バッフルには、10個の3.5mmフロントポート、5つのオープンバックスロット、50mmの金属製グリルを装備。どのポートも覆われておらず、フィルタとなるダンピングマテリアルも使っていない。「最適なアコースティック・エアフローに基づいた、音響的にフリーなデザインを採用した」という。
イヤーパッドの交換で音の違いも楽しめ、「Auteurパッド」と、「Eikonパッド(穿孔タイプ)」が付属。Auteurパッドは、このモデルのために作られたもので、音の広がり重視したサウンド。Eikonパッド(穿孔タイプ)は、Eikonパッドに小さな穴を複数あけたもので、「ZMF独特の濃いサウンドが楽しめる」という。パッドにはラムスキンを使っている。
重さは450~500gで、木材により異なる。ケーブルはOFCで、長さは1.5m。標準プラグのケーブルと、XLRケーブルを同梱する。
イヤーパッドとケーブルも販売
2018年1月1日には、イヤーパッドの単品販売も実施。下記のモデルをラインナップする。
- ZMF Oval Pads 7,200円
- ZMF Ori pads 8,400円
- ZMF Eikon Pads 9,600円
- ZMF Universe Pads 8,400円
- ZMF Auteur Pads 9,600円
- ZMF Suede Pads 9,600円
- ZMF Pilot Pad 4,200円
さらに、ケーブルとして以下のモデルも同日に発売する。
- ZMF Basic Cable 1.68m:9,500円/2.74m:12,800円
- ZMF OFC Stock Upgrade Cable 1.68m:15,870円/2.74m:18,470円
- ZMF OCC Braided Cable 1.37m:29,000円/1.68m:34,200円/1.98m:39,400円