ニュース

レクスト、「置くだけで制振、音質向上」のスタビライザーに小型版「R-Pad-ez」

 レクストは、創業20周年のアニバーサリー商品として、レゾナンス・パッド・スタビライザー「R-Pad」の小型バージョン、「R-Pad-ez」(アールパッド・イージー)を発売した。価格は1枚9,000円。

「R-Pad-ez」

 2017年の総販売数が1,100枚を超えたというレゾナンス・パッド・スタビライザーの小型版。革パッドに制振焼物を内蔵したもので、小型動吸振器として利用可能。「置くだけで制振できる音質向上アイテムの小型化に成功した」という。外形寸法は75×24mmで、厚さは革+焼物部が約6mm、革部分が約2.5mm。重さは約5g。

 効果としてレクストでは、「オーディオ機器やケーブルなどに設置すると、濃厚でパワフル、そして演奏者の感情表現を生々しく再現するグレードアップ効果が得られる」としている。

 「音質チューニング用動吸振器」とカテゴライズされており、高層ビルの風揺れ対策にも応用される“動吸振器”という振動制御技術を小型化した。

 革パッド内部の制振焼物は、2003年開発のレゾナンス・チップ・スノウから続く、振動コントロール技術のノウハウを活用。「焼物の裏表ともに釉薬面が音質制御的に必要なため、焼き上がってから焼物端部を割って完成させている」という。

 革パッドも、制振性能の追及から、外周の糸と内側の糸に異なるものを使用するなどこだわっており、焼物もパッドも日本産。

 使い方は、制振したい物に対して、1枚のR-Pad-ezを使用。革パッドの「REQST」ロゴが表側になるよう、機器などの上に乗せる。革パッドの一部が触れているだけで制振効果を発揮するという。

奥がR-Pad、手前がR-Pad-ez

 R-Padとの違いとしては、「全方向へ均一に制振効果のあるR-Padに対し、小型のR-Pad-ezは制振効果に方向性がある」とのこと。下写真の矢印方向(REQST刻印ロゴのR側が上流、T側が下流)に音楽信号が流れるイメージでセットするという。使い分けとしては、「全方向制振の従来R-Padは、機器の天板などでの音質向上、床や天井のルームチューニングに適している。R-Pad-ezは、方向性を活かしたケーブルのプラグなどへの制振で、R-Padとは異なる、新しいグレードアップ効果が楽しめる」という。

左がR-Pad、右がR-Pad-ez

Amazonで購入
レクスト
小型レゾナンス・パッド・
スタビライザー
R-Pad-ez
1枚