ニュース
ソニー、Atmos/DTS:Xの新エンジン搭載サウンドバー。無線リアスピーカーも
2018年5月8日 10:12
ソニーは、立体音響のDolby Atmos(ドルビーアトモス)やDTS:Xに対応したサウンドバー「HT-Z9F」を6月9日に発売する。3chバースピーカーとサブウーファで構成し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は8万円前後。
また、HT-Z9Fと組み合わせるリアスピーカー「SA-Z9R」も同じく6月9日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は35,000円前後(ペア)。
サウンドバー「HT-Z9F」
フロント+センターのバースピーカーと、ワイヤレスサブウーファの3.1chシステム。'16年モデル「HT-NT5」の後継で、新たにDolby AtmosとDTS:Xに対応し、独自のバーチャルサラウンドS-Force Pro Front Surroundに加え、新技術の「Vertical Surround Engine」も搭載し、高さ方向の音場を3.1chスピーカーで再現可能にした。また、バースピーカーの奥行きはNT5の127mmから、99mmに薄型化し、テレビ前の限られたスペースにも置きやすいという。
ネットワーク機能も搭載し、Chromecast built-inにより、対応する音楽配信などのキャスト再生に対応。さらに、Googleアシスタント搭載のスマートスピーカーと連携し、声で操作できる。そのほか、ワイヤレスマルチルーム再生にも対応する。LAN端子とIEEE 802.11a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)の無線LANを搭載。
DLNA再生や、USBメモリ内のファイル再生も可能で、DSDやWAV、FLACなどのハイレゾ音源に対応するほか、圧縮音源もハイレゾ相当にアップスケーリングするDSEE HXも搭載。
Bluetoothは送受信の両方に対応し、コーデックはLDACとAAC、SBC(送信はSBC/LDAC)に対応。Bluetoothの対応プロファイルはA2DPとAVRCP。スマートフォンのMusic Centerアプリからの操作にも対応する。
フロント/センターのスピーカーユニットは46mm径で、マイカ素材の振動板を使用。エンクロージャはアコースティックサスペンション型。前面のグリルはパンチングメタルで、着脱可能。
【訂正】初出時に「NFC対応」としていましたが、正しくは非対応のため削除しました(14:31)
サブウーファのユニットは160mm径で、振動板は紙素材。上位機HT-ST5000に採用しているシグマ型磁気回路も搭載し、原音に忠実な低音を再生可能としている。エンクロージャはバスレフ型。グリル素材はクロス。
HDMIは入力が2系統、出力が1系統で、18Gbps対応。4KやHDR映像のパススルーが可能で、Dolby VisionやHLG(ハイブリッドログガンマ)もサポートする。そのほか、光デジタルやアナログ(ステレオミニ)の音声入力を備える。
デジタルアンプのS-Master HXを搭載。出力は、フロント100W×2ch、センター100W、サブウーファ100W。
グリル装着時の外形寸法と重量は、バースピーカーが約1,000×99×64mm(幅×奥行き×高さ)、約3.1kg。サブウーファが約190×386×382mm(同)、約8.1kg。リモコンが付属する。