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ソニー、BIONZ Xで高画質化した1型センサー搭載「RX100M5A」。約11万円
2018年7月3日 13:59
ソニーは、1型のCMOSセンサーと新映像エンジン「BIONZ X」を搭載したデジタルカメラ「RX100」シリーズ新モデル「DSC-RX100M5A」を7月13日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は11万円前後。
'16年11月発売の「DSC-RX100M5」(RX100 V)の光学系などを継承しながら、'18年6月に発売した望遠モデル「DSC-RX100M6」相当の映像エンジンの搭載により、RX100M5を最新スペックにアップデートしたモデルが「RX100M5A」となる。
レンズは35mm換算24~70mmの光学2.9倍で、F1.8-2.8のツァイスレンズ。センサーは積層型で1型の「Exmor RS CMOS」で、有効画素数は約2,010万画素。AFの速度は0.05秒で、315点の像面位相差AFも備えている。
映像エンジンはRX100M6と共通の「BIONZ X」となり、従来比1.8倍の高速処理性能により画質を向上。高感度撮影時の画質やディテールリプロダクション技術の進化、瞳AFの強化、連射連続撮影枚数の増加(150枚から233枚に)、EVF表示タイムラグ低減などが図られた。
DSC-RX100M5AとDSC-RX100M5の違い
・画質向上
・瞳AF進化
・連写連続撮影枚数増加
(RX100M5:150枚⇒ RX100M5A:233枚)
・EVF表示タイムラグの低減
・フォーカスエリア ”ゾーン”追加
・縦横フォーカスエリア切替
・AF時の顔優先設定
・フォーカスエリア登録機能
・AWB時の優先設定
・測光モード項目追加
・RAW+JPEG撮影時のJPEG画質設定
・カスタムキー設定 (静止画と動画を独立で設定可能)
・シャッターボタンで動画撮影
・レーティング機能
・マイメニュー設定
・MP4同時ビデオ記録⇒Proxy記録に変更
・動画記録方式
・メニュー構成、UI
・PlayMemories Camera Apps
・マイフォトスタイル
・Eye-Fi対応
AFも顔検出設定の詳細化やピーキング機能の精度向上などが図られた。
動画は3,840×2,160ドット/30p/100MbpsのXAVC S 4K動画と、1080/60p/28MbpsのAVCHD。MP4は省略されている。4Kでの連続撮影時間は約5分まで。動画撮影時も像面位相差AFを使ったファストハイブリッドAFに対応。4K動作撮影でも高精度かつ高追従なフォーカシングが行なえるという。
MP4を省略した代わりに、プロキシ―記録に対応。ピクチャープロファイルやS-Gamut/S-Log2、ガンマ表示アシスト、ゼブラ機能、HDMIクリアアウト、TC/UB、レックコントロール、マーカー機能などの動画関連機能も備えている。
スーパースローモーション撮影に対応。フルHD/120fpsで記録し、PCなどでの編集時にフレームレートを変更して、スローモーション映像を制作できる。シャッターボタンによる録画開始/停止にも新対応した。
液晶モニタは可動式で、上方向に180度、下には約45度までの角度調整が可能。3型で122万画素。ポップアップ式で235万画素の有機ELファインダーは、表示システムの高速化により、RX100M5より撮影中の表示タイムラグを大幅に低減したという。
撮影枚数は220枚。記録メディアはSDカードとメモリースティック デュオ。外形寸法は101.6×41×58.1mm(幅×奥行き×高さ)。重量は本体のみで約272g。