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Adobe、直感操作の動画クリエイター向けアプリ「Premiere Rush CC」
2018年10月16日 12:09
アドビは、動画クリエイター向けの新しいビデオ編集アプリ「Adobe Premiere Rush CC」を16日より提供開始した。Windows、macOSに加えて、App StoreからiOSアプリがダウンロード可能。Androidは2019年春提供開始予定。個人版は月額980円、グループ版は月額1,980円。また3プロジェクトが書き出し可能なスタータープランも提供される。
「動画クリエイターのため」という新たな動画編集アプリで、ビデオ撮影から、直感的な編集、シンプルなカラー/オーディオ調整、モーショングラフィックス活用が可能。YouTubeなどのソーシャルプラットフォームへの公開まで統合し、撮影から公開までアプリ内で完結して行なえ、「Premiere Rush CCを使えば、専門的な知識がなくとも、ビデオ、カラー、オーディオを調整、編集し、プロ品質のビデオを制作できる」という。
「Adobe Stock」に収録された、モーショングラフィックステンプレートにアプリから直接アクセスでき、タイトルづくりもすばやく行える。また、AdobeのAI「Adobe Sensei」により、ワンクリックでBGMの音量を調整する自動ダッキング機能も装備している。
デスクトップでもモバイルでも、一貫性のあるユーザーエクスペリエンスが提供され、ひとつのデバイス上で作成したプロジェクトを異なるデバイスから、対象のソーシャルプラットフォームに最適化されたフォーマットで投稿できるという。
なお、Premiere Rush CCはコンプリートプランやPremiere Pro CCの単体プランにも含まれ、100GBのCCストレージが付属。10TBまでのストレージ追加オプションも用意する。
大規模イベント「Adobe MAX 2018」では、Premiere Rush CCのほか、Creative Cloudのアップデートも実施。Adobe Senseiを活用した多くの機能を搭載するほかPhotoshop CCのコンテンツに応じた塗りつぶしワークスペース、Lightroom CCとLightroom Classic CCのパフォーマンス向上とワークフロー強化、Illustrator CCのフリーグラデーション機能、InDesign CCの「内容を自動認識に応じて合わせる」機能、Webカメラと参照アートワークを使ってユニークなキャラクターを簡単に生成し、アニメーションを作成できるCharacter Animatorの新Characterizer機能、Adobe StockのAdobe Senseiによる検索機能とGoProのビデオクリップライブラリなどが含まれる。
Webサイトやモバイルアプリ開発のためのUX/UIソリューション「Adobe XD」では、Amazon Echoのような音声対応デバイス用アプリやエクスペリエンスのプロトタイプ作成を可能にする新機能を追加する。
また、iPad版の「Photoshop CC」やイラスト制作アプリ「Project Gemini」のプレビューを紹介。iPad版のPhotoshopは2019年に提供開始予定。
