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「Adobe Premiere Rush」がApple M1にネイティブ対応

「Adobe Premiere Rush」がApple M1チップにネイティブ対応

Adobeは4月14日、映像編集ソフト「Adobe Premiere Rush」と「Adobe Premiere Pro」のアップデートを実施した。Premiere RushはAppleのM1チップにネイティブ対応し、Premiere ProはIntelプロセッサ搭載WindowsでのH.264/HEVCエンコードパフォーマンスが改善されている。

最新バージョンはPremiere Rushが1.5.58、Premiere Proが15.1。

Premiere Rushは、2020年に発売されたMacBook Air M1、MacBook Pro M1、Mac mini M1などのM1 Macに対応。同等のIntelベースのシステムと比較して、再生や編集のパフォーマンスが向上し、書き出しも高速になるという。

一般的なビデオ/静止画のファイルフォーマットすべてに対応しており、旧世代のMacからシームレスに移行できるといい、デバイスを横断したプロジェクト同期により、ユーザーはIntelプロセッサ搭載Mac、Windows、iOS、Android、M1 Macのどれを使っていても、プロジェクトを継続して作業可能とのこと。

iOS版では新しいタイムラインコンテキストメニューが追加された。ビデオクリップのタイムラインをタップすると、コンテキストメニューが表示され、クリップの分割、複製、削除ができる。ビデオからオーディオクリップを分離することも可能。

そのほか、iOS版とAndroid版では、「カラー」「オーディオ」「トランスフォーム」のリセットを使うことで、すべての調整がリセットされるようになったほか、デスクトップ版ではリセット機能でカラー調整をリセットできるように。Android版は、サムスンのGalaxy Note 20/20+でも利用可能になっている。

Premiere Proは新たな最適化により、Intel Quick Syncハードウェアアクセラレーションを使用したファイル書き出しの所要時間がさらに短縮され、バージョン14.0との比較で最大1.8倍高速化されたという。Lumetriプリセットもダイナミックプレビューに対応した。

Intelプロセッサ搭載WindowsでH.264/HEVCエンコードパフォーマンスが改善
Lumetriプリセットもダイナミックプレビューに対応