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コロンボも4Kに。12月のNHKは、8K紅白・8K/HDR/22.2chウィーンフィル第九!

NHKは21日、12月1日に開局するNHK BS4K、およびBS8Kチャンネルの番組表(最新版)を公開した。1日の開局特番では、国際宇宙ステーション(ISS)から撮影した地球を8Kで放送。また同日17時からは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による「第九」を8K/HDR/22.2chで放送。大晦日には、4Kで「刑事コロンボ」、4K/8K生中継で「紅白歌合戦」が放送される。

世界三大オーケストラの響き ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(BS8K) (c)NHK

12月1日の開局特番では、NASAが国際宇宙ステーション(ISS)から8Kで撮影した地球を放送する。ISS滞在の宇宙飛行士が、今年8月から船内の日常や実験の様子、ISSから見た地球などを撮影。番組内では、地球でハリケーンが発生している様子を鮮明に写した映像などを紹介する予定。開局特番はBS4K/BS8K同時での放送となる。

NHK BS8Kでは、1日17時から「世界三大オーケストラの響き ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」を放送する。世界最高峰のオーケストラの本拠地で、クラシックの名曲中の名曲「第九」(ベートーベン作)を収録。22.2chの立体音響で、それぞれのホールの特性を忠実に再現。HDRの広いダイナミックレンジと色彩とともに“現地の特等席に一瞬で旅したような感覚”が楽しめるという。

9日には、マジックアワー(日没直後の時間に現れる空の不思議な色)に魅了された画家・ゴッホの晩年の足跡をたどる「マジックアワー ゴッホが描いた空の光」(21時20分~)、16日には、世界遺産にも登録されているベルギーの古都ブルージュのカリヨン(組み鐘)を特集した「カリヨン 時を超えるブルージュの鐘」(20時00分~)を放送する。

カリヨン 時を超えるブルージュの鐘(BS8K) (c)NHK

NHK BS4Kでは、12月31日から'19年1月3日まで「刑事コロンボ」の放送が決定。放送開始50周年を記念し、35mmオリジナルフィルムから4Kにデジタイズ、シリーズ全69作をBS4Kで順次放送を予定。31日から3日まで、1日2本ずつ計8本を先行放送する。

日本語吹替は、小池朝雄(旧シリーズ)、石田太郎(新シリーズ)。31日は「殺人処方箋」「死者の身代金」、1日は「構想の死角」「指輪の爪あと」、2日は「ホリスター将軍のコレクション」「二枚のドガの絵」、3日は「もう一つの鍵」「死の方程式」を放送する。

「刑事コロンボ」の他にも、新たな宮沢賢治像を浮き彫りにするドキュメンタリー番組「映像詩 宮沢賢治 銀河への旅」(15日19時30分~)や、風景画の傑作・東海道五十三次を高画質で見ることで新たに分かった江戸時代の暮らしを紹介する「浮世絵EDO-LIFE 特別版 東海道五十三次」(29日18時30分~)などの放送を予定している。

映像詩 宮沢賢治 銀河への旅(BS4K) (c)NHK
浮世絵EDO-LIFE 特別版 東海道五十三次(BS4K) (c)NHK

大晦日の紅白歌合戦もBS4K、BS8Kで生放送を予定。総合テレビとは別のカメラで、NHKホールの雰囲気を満喫できるような、4K・8Kならではの紅白を届けるとしている。

1月以降の番組もアナウンスされ、BS8Kでは1月1日から3本シリーズで「ツタンカーメンの秘宝」、13日からは大相撲初場所を8Kで生中継する。

ツタンカーメンの秘宝(BS8K) (c)NHK