ニュース

JDI、CGキャラが立体的に踊る”見る音楽プレーヤー”。’19年発売

ジャパンディスプレイは4日、都内で開催した説明会「JDI Future Trip」において、筐体に立体感ある映像を表示し、ライブ視聴のような臨場感を演出する箱型プレーヤー「XLP-01 MiOn(ミオン)」を発表した。'19年にクラウドファンディングを実施し、コンシューマーへ販売を図る。価格は未定。

XLP-01を紹介する、JDI 常務執行役員の伊藤嘉明氏
XLP-01 MiOn

自社開発の高精細ディスプレイに、独自開発のボックス型光源を組み合わせ、奥行きと立体感のある映像表示を実現するプレーヤー。筐体側面にはステレオスピーカーを搭載する。

LEDバックライトの光を自由に編集する手法を組み合わせ、ディスプレイの明るさをダイナミックに表現。「対応コンテンツを表示することで、リアルなライブ・パフォーマンスが体験できる”見る音楽”を提供する」としている。

会場説明員によると「スマホ撮影の縦位置映像を手軽に楽しみたいと考えたのがきっかけだが、ただ表示するだけでは物足りないと感じ、立体的な映像が楽しめる箱型プレーヤーを思いついた」という。また「ディスプレイはスマホにも使われている汎用品で、LED内蔵の筐体もシンプルな構造。すぐにでも量産はできる」とのこと。

プレーヤーで立体的な映像を表示するには対応コンテンツが必要となる。映像コンテンツは、製品の販売とともにWebで継続的に配信を行なう予定。

実写男性と初音ミクの表示
製品側面

発売時には、Wi-Fiなどの無線機能も搭載する予定。価格については「現在検討中でファンディング開始までは発表できない。15万円のGateboxなど加味しながら検討を重ねる」という。

JDIのライブ・パフォーマンス・プレーヤー「XLP-01 MiOn(ミオン)」