ニュース

ニコン、「CP+」でフルサイズミラーレス「Z 7/6」の4K動画RAW出力を披露

ニコンイメージングジャパンは、2月28日~3月3日まで、パシフィコ横浜で開催される「CP+ 2019」に出展。フルサイズミラーレスカメラ「Z 7」と「Z 6」向けに開発している新ファームウェアで実現する新機能として、4K動画のRAWデータストリーム出力を参考展示するほか、静止画の「瞳 AF」機能の先行体験などをニコンブースで実施する。

「瞳 AF」のイメージ

RAW動画出力は、カメラから4K UHD、フルHDのRAW データストリームを出力する機能。そのデータを別途用意した外部レコーダーを使い、RAWフォーマットで記録できる。12bit の豊富な階調で記録でき、柔軟なカラーグレーディングが可能になるという。新機能の公開時期は、後日アナウンスされる。

5月公開予定の「瞳 AF」機能はブースで体験可能。止まっている人物撮影に便利なAF-S時だけでなく、AF-C時でも動作。ポージングを変える人物を撮影する時にも効果的だという。

複数の目を検出し、ピントを合わせたい目を選ぶことも可能。複数人物がいる場合に撮影意図に応じてどの瞳にピントを合わせるかを変えることもできる。

5月にはAF・AE 性能の向上も予定。高速連続撮影(拡張)時にはAFだけでなく、AEも追従。低輝度AF性能を向上し、静止画でも動画でも暗いシーンでより早くピント合わせができるという。

時期は未定だが、新規格のメモリーカード「CFexpress」にも対応予定。12,000回の挿抜試験をクリアする耐久性と高速性が特徴だという。XQDメモリーカードも継続して利用可能。なお、Z 7、Z 6だけでなく、今後「D5」(XQDモデル)、「D850」、「D500」にも順次対応していく予定。