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DCI 4Kやハイレゾ収録対応、11万円を切るミラーレス機「FUJIFILM X-T30」
2019年2月14日 16:05
富士フイルムは、4K/30p動画をハイレゾ音質で記録できるミラーレスカメラ「X-T30」を3月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格はボディ単体が10万9,500円前後。カラーはシルバーとブラックの2色。
レンズキットのラインナップと店頭予想価格は以下の通り。
- 「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」レンズキット:159,500円前後
- 「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」レンズキット:124,500円前後
Xマウントを採用した「Xシリーズ」の最新モデル。APS-Cサイズで有効約2,610万画素の「X-Trans CMOS 4」センサーと、画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載。像面位相差AFエリアを画面全域(約100%)に拡大し、AFアルゴリズムも見直した。電子シャッターで1,660万画素(1.25倍クロップ)相当のフレーム内を、最速30コマ/秒で高速・静音連写できる。人物の顔・瞳の検出精度が向上し、複数の顔を検出したときに任意の顔を選んで優先的にフォーカスする「顔セレクト」機能も搭載した。また、動画撮影時も顔検出/瞳AF追従が行なえる。
動画はフルHD/60pに加え、4K/30pや、アスペクト比17:9のDCI 4K(4,096×2,160ドット)/30p/200Mbpsの撮影も行なえる。X-Trans CMOS 4採用で4K動画性能が向上し、「6Kを超える(6,240×3,510ドット)情報量を4K(3,840×2,160ドット)に凝縮して映像化。モアレなどが少ない高解像度で良質な4K動画が撮影できる」とする。4K動画の連続撮影は最大10分まで。ファイル形式はMPEG-4 AVC/H.264(MOV)。
HDMI出力(4:2:2 10bit)に対応し、外部レコーダなどを使った録画が可能。ハイダイナミックレンジのガンマカーブ「F-Log」記録もできる。なお、カメラ内部記録時は4:2:0 8bit記録となる。「Xシリーズ」の特長である「フィルムシミュレーション」を活かした多彩な色調の動画撮影も可能で、動画撮影に適した「ETERNA(エテルナ)」を追加している。
音声収録面では、48kHz/24bit対応の高音質内蔵マイクを採用。外部マイク入力も備えている。
記録メディアはSD/SDHC/SDXCでUHS-I対応。EVF(電子ビューファインダー)と、3型/104万ドットのチルト式タッチパネル液晶モニターを備える。無線LANとBluetooth機能も内蔵する。
外観デザインは既存の「X-T20」を踏襲しつつ、ホールド性を高めた新形状のグリップを採用。従来のセレクターボタン(十字キー)は廃止し、新たに8方向に動く「フォーカスレバー」に操作系統を集約して背面のグリップスペースを拡大、グリップの握りやすさを向上させた。外形寸法は、118.4×46.8×82.8mm(幅×奥行き×高さ)。バッテリーとメモリーカードを含めた重量は約383g。