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甲子園球場のオーロラビジョンが約1.6倍に大型化。3月9日オープン戦から

三菱電機は、兵庫県西宮市にある阪神甲子園球場のメインビジョン、およびバックネット裏のサブビジョン向けに、大型映像装置「オーロラビジョン」を納入。3月9日に開催されるプロ野球オープン戦から運用を開始。3面に分かれていたメインビジョンは1面化した大型スクリーンとなり、更新前と比較して表示面積が約1.6倍、表示解像度は約4倍、コントラストも約1.5倍となる。

阪神甲子園球場に導入された新たな「オーロラビジョン」

オーロラビジョンは、高輝度のLEDを使った大型映像装置。スコアなどを表示するメインビジョンは、従来、左右の大きなビジョンと、中央の小さなビジョンに分割されていたが、刷新されたオーロラビジョンでは、縦8.32m、横29.76m、1,217型の1面大型スクリーンとなった。解像度は縦1,040×横3,720ドット。

従来のメインビジョンは、左右の大きなビジョンと、中央の小さなビジョンに分割されていた

画質も向上し、「より鮮明で迫力のある映像を提供するとともに、各表示装置の連動表示による一体感のある演出で試合をさらに盛り上げる」という。LEDの画素構成は8mmピクセルピッチ。表示階調は各色65,536階調、視認角度は水平±75度、垂直±30度。

平均消費電力も従来比(同一面積比)で約75%低減。「スタジアムの省エネに貢献する」という。

サブビジョン

サブビジョンも新しくなり、球速表示部を従来比で約1.2倍、スコア表示部で従来比1.02倍に大型化。メインビジョンとサブビジョンやライナービジョン(観客席中段に設置されているリボンボード)との連動表示により、「球場全体を包むような一体感を演出」できるという。