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GRADO、ココボロ筐体のハイエンドカートリッジ「Aeon」。70万円

ナイコムは、ココボロ材を採用した米GRADO製のハイエンドカートリッジ「Aeon」を15日より発売する。価格は70万円。

Aeon

同社アナログ用カートリッジ「Lineage(リネージュ)」シリーズの新モデルで、フラッグシップ「Epoch」の弟機に位置する。

筐体はEpochと同じ希少なココボロ材。「優れたトータルバランス、ダイナミクス、イメージング、リアルさを備え、ボーカルや楽器の優れた再生を提供する」としている。

独自のコイル巻線技術により、チャンネルとステレオイメージ間での優れたバランスを実現。24K純金線で巻くことで、レコード盤に刻まれている情報と伝送を引き出すように設計されているという。カートリッジの最終工程は、John Grado CEOが担当する。

最高級腕時計にも採用されるスイス製ネジを内部磁気回路系統に使用し、耐久性能を実現。Lineageシリーズ用に特別設計されたダイヤモンド針は、サファイアカンチレバーに取り付けられている。適合針圧は1.5~1.9g。

カートリッジの実効質量を低く抑える、特許設計「Flux-Bridger Generator」により、全帯域での好バランスと解像度、明瞭さを実現しているという。

出力は1.0mV。周波数帯域は6Hz~72kHz。適合負荷は47kΩ。チャンネルセパレーションは45dB。インピーダンスは91Ω。重量は12g。