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GRADO、9,800円からのエントリー向けカートリッジ「Prestige」第3世代
2020年7月3日 08:30
ナイコムは、GRADOブランドより、アナログレコード用カートリッジのエントリー向けシリーズ「Prestige Series3」6機種を、7⽉17⽇より発売する。価格は上位モデルから順に「Gold3」が32,800円 、「Silver3」が28,500円、「Red3」が21,500円、「Blue3」が15,700円、「Green3」が13,500円、「Black3」が9,800円。各製品のT4Pモデルも同価格で用意する。
最上位シリーズ「Lineage」の開発で培われた技術を応用して開発。全⼯程をN.Y.ブルックリンの本社⼯場で、熟練⼯による⼿作業で⽣産しているという。
Gold3/Silver3、Red3/Blue3、Green3/Black3はそれぞれセレクトモデル/スタンダードモデルという関係で、ベーシックモデルとなる「Black3」の⽣産⼯程中、より厳しい品質検査を通過した15%が上位モデル「Green3」となり、同様に「Blue3」から選別した10%が「Red 3」に、「Gold3」は「Silver」から5%というさらに厳しい品質検査を通過している。
レコードの溝からカートリッジ内部の発電システムまで、理想的な信号伝送を可能にするOTLカンチレバーにより、不要な共振を排除し、回路内で発⽣するノイズも抑制。真鍮製のブッシングに独⾃の⼈⼯ダイヤモンドを搭載したカンチレバーは、Gold3/Silver3、Red3/Blue3は4ピース、Green3/Black3は3ピースで構成している。
超⾼純度銅線を使⽤した⾼度なコイル巻線技術による4コイルユニゾンで、歪を最⼩限に抑制しながら最適なL/Rバランスを実現し、正確なステレオイメージにより、ボーカルや楽器など再現性を最⼤限⾼めたという。
発電システムでの駆動部となるカンチレバーの実効質量を最⼩レベルにする、独⾃のFLUX-BRIDGER設計により、全ての帯域で優れたサウンドバランスを実現したとする。また、筐体⾃⾝を制振⽤ダンピングデバイスとする独⾃の設計⽅法で、不要なエネルギーと共振を抑制するとしている。
形式はMI型(MM型相当)。周波数特性はGold3/Silver3が10Hz〜60kHz、Red3/Blue3が10Hz〜55kHz、Green3/Black3が10Hz〜50kHz。適合負荷は47kΩ。出力は5mV。適応針圧1.5g。針タイプは楕円。重量は5.5g。
交換針も同時発売する。価格はGold3用が18,900円、 Silver3用が16,300円、Red3用が12,600円、Blue3用が10,100円、Green3用が7,300円、Black3用が6,300円。
