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世界初、6K動画も撮れるミラーレス「LUMIX S1H」発表。記録時間無制限
2019年6月3日 10:15
パナソニックは3日、最高6K解像度の動画を時間無制限で撮影できる、フルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S1H」の開発を進めていると発表した。発売時期は未定だが、「2019年秋をターゲット」としており、グローバル市場に導入予定。
※製品外観は最終のものではない
LUMIX Sシリーズの3機種目となる「LUMIX S1H」は、パナソニックが業務用シネマカメラやミラーレスカメラ開発の中で培った知見と技術力を結集。35mmフルサイズイメージセンサーを搭載し、有効画素を最大限活用することで、デジタルカメラとして世界で初めて6K/24p(アスペクト比3:2)や、5.9K/30p(16:9)の動画記録に対応する。また、フルサイズのレンズ交換式デジタルカメラとして世界で初めて、10bitのDCI 4K/4Kの60p記録に対応。レンズのマウントはLマウント。
同社が強みとする信号処理と放熱処理技術を活かし、6K/5.9K/DCI 4K/4Kを含むすべての記録モードで、推奨動作温度下における時間無制限の動画記録を実現する。
映像制作向けの4Kカメラ「VARICAM」シリーズと同水準の、14+ストップのダイナミックレンジを実現するV-Logガンマ、広色域V-Gamutに対応し、業務用シネマカメラ並みの豊かな階調性・広色域を実現。HLG(Hybrid Log Gamma)収録も可能。また、4:3アナモフィック動画撮影を含む、マルチアスペクト記録に対応する。
パナソニック アプライアンス社 スマートライフネットワーク事業部 イメージングビジネスユニット 商品企画部の香山正憲氏は、開発発表の説明会において「シネマ業界で磨き上げた動画性能と、ミラーレスカメラで磨き上げた機動性や機能性を融合させた。業界に新たな歴史を刻む新商品になる」と、LUMIX S1Hの革新性をアピール。
「シネマカメラと比べて機動性の高いミラーレス機の筐体に、プロフェッショナルな動画性能を凝縮。機材の重さや大きさによる制約を軽減することで、新たなアングルやスタイルで撮影できるなど、映像表現の可能性を広げる」とした。