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DJI、折り畳めるスマホジンバル「Osmo Mobile 3」。片手で本格撮影、13,500円

DJIは13日、スマートフォン向けのハンディスタビライザー新モデル「Osmo Mobile 3」を発表。同日より予約受付を開始、14日よりApple Storeで先行店頭販売を開始する。価格は13,500円(税込)。グリップ式三脚やキャリーケースなども同梱したコンボ版は15,660円(税込)。

Osmo Mobile 3

スマートフォンを装着して、手ブレを抑えた動画撮影ができる3軸電動スタビライザー。3世代目としての大きな進化は、コンパクトに折り畳んで持ち運び可能になった点。外形寸法は285×125×103mmで、折り畳むと157×130×46mm。重量は405g。

折り畳み時
使用例

また、スマホアプリ「DJI Mimo」と連携して、特定の人物に追従して撮れる「ActiveTrack 3.0」などが利用可能。カメラに手のひらを向けるなどのジェスチャーでセルフィー撮影もできる。対応スマホのサイズは重量が200±30g、対角180mm以下、厚さ9.5mm以下、幅62~88mm。

ジョイスティックやボタン、クイックメニューを使って片手で直感的に操作可能。縦向きのポートレートモードから、横向きのランドスケープモードへの切り替えも1ボタンで行なえる。スマホとの接続はBluetooth Low Energy 5.0。

手前側のボタン部
反対(奥)側のトリガー

シンプルなジェスチャーによるセルフィー写真撮影なども可能。三脚で立てて、離れた場所からスマホに向かって手のひらを向ける、またはピースサインの動作で、写真撮影や、動画撮影開始が可能。前面/背面カメラどちらでもジェスチャーを認識できる。

ジェスチャーの例
三脚で自立させた状態

スポーツモードも用意。最適化されたアルゴリズムにより、スピーディーなアクションも簡単に撮影できるという。「バスケットボールの試合でのダイナミックな動きから、リスを追いかけている愛犬の様子まで、その瞬間を逃さない」としている。

特定の人物に追従するActiveTrack 3.0は、ディープラーニングとコンピュータビジョンアルゴリズムにより、滑らかで信頼性の高いトラッキングを実現。トリガーを押す、ジェスチャーする、スマホで被写体を選択する、いずれかの動作でトラッキングを開始できる。

クリエイティブ撮影モードにも対応。3×3や、180度パノラマで景色を自動撮影して思い出を残せるという。タイムラプスにも対応する。

ジンバルの可動範囲はパンが-162.5~+170.3度、ロールが-85.1~+252.2度、チルトが-104.5~+235.7度。最大操作速度は120度/s。内蔵バッテリーで最大15時間動作。充電端子はUSB Type-C。スマホ給電用の端子はUSB-A。1/4インチの三脚穴を備える。

付属品は、通常版が収納ポーチ、リストストラップ、滑り止めパッド、充電用ケーブルなど。コンボ版はこれらに加えてキャリーケースや、グリップ式三脚も同梱する。

コンボ版にはキャリーケースなども付属