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Technicsブランド初のイヤフォン「EAH-TZ700」。DJ用ヘッドフォンも

パナソニックは、Technicsブランド初のインイヤーイヤフォン「EAH-TZ700」をドイツで開催されるIFA 2019に合わせて発表した。価格は1,199ユーロで、2019年12月に欧州で発売予定。日本での発売や価格は未定。また、DJ用ヘッドフォン「EAH-DJ1200」も発表している。

Technics初のイヤフォン「EAH-TZ700」

Technics初のイヤフォン「EAH-TZ700」

10mm径のダイナミック型ユニットを搭載。5μmという超薄型のアルミニウム振動板を採用している。

この振動板の駆動方法にも工夫があり、磁気回路の一部に磁性流体を活用。さらに、柔らかい素材を使い、振動板の動きを妨げないフリーエッジ構造も組み合わせ、振動板を歪みを抑えながら正確に駆動できるという。これにより、高域は最大100kHzまで再生可能。

さらに、エアコントロールチャンバーや、高品質なマグネシウムとチタンを組み合わせた筐体も採用。気流を正確に制御・最適化し、幅広い周波数帯域で正確な再生を実現。フローノイズを防ぎ、「息をのむような忠実な再生ができる」という。筐体は3D形状で、耳道にフィット。快適に使用できるという。

イヤーピースは通常形状と、楕円のオーバルタイプを各4サイズ同梱。ケーブルはアンバランスに加え、バランスケーブルも付属。イヤフォン側はMMCX端子を採用している。

DJ用ヘッドフォン「EAH-DJ1200」

こちらも12月に欧州で発売予定。価格は179ユーロ。

DJ用ヘッドフォン「EAH-DJ1200」

1996年に発売し、50万個以上を販売したという「RP-DJ1200」をベースとした新モデル。

強力な40mm径のCCAWボイスコイルを採用。大入力でも歪み無く再生できるという。270度にスイーベルするイヤーカップなど、DJ用として片耳モニタリングしやすい機能を搭載。コンパクトに収納する事もできる。

ケーブルは着脱可能。特殊なロック機構も備え、耐久性も高めている。1.5mのスパイラルケーブルと、1.2mのストレートケーブル、6.3mmの標準ジャックアダプタを同梱する。