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Google、星空も撮れるデュアルカメラ搭載新スマホ「Pixel 4」。Pixel 4 XLも
2019年10月16日 00:48
米Googleは15日、自社ブランドの最新スマートフォン「Pixel 4」と「Pixel 4 XL」を海外発表した。ディスプレイサイズと解像度は、Pixel 4が5.7型でフルHD+、Pixel 4 XLが6.3型のQHD+。どちらもOLED(有機EL)。アスペクト比は19:9。価格はPixel 4が799ドル、Pixel 4 XLが899ドル。Pixel 4にはカラーバリエーションとして、Clearly White、Just Black、限定版のOh So Orangeを用意する。
背面には1,600万画素と1,220万画素、2つのデジタルカメラを搭載。通常のカメラに加え、望遠レンズを搭載したカメラも配置。ハードウェアの望遠レンズと、ソフトウェアのSuper Res Zoomを組み合わせる事で、遠くからも高画質な撮影ができるという。
天体の撮影に適したNight Sightモードを用意。機械学習の技術も活用し、星空もノイズを抑えた撮影ができるという。なお、この機能はPixel 3/3aのカメラアプリの更新で利用できるようになる予定。
HDR+にも対応。日没のポートレートなど、難しい状況下でも高品質な写真が撮影できるとする。影の明るさなどの微調整も可能になり、「日没のポートレートなどの難しいショットを支援できる」という。HDR+撮影中のスマホディスプレイで、HDRのような表示も可能になった。
4K/30pまでの動画撮影にも対応する。Google Assistant機能も進化。「より多くのことをより速く行なえる」という。音声処理のブレークスルーにより実現したとする。また、画面上のスペースを取りすぎないようにGoogle Assistantを再設計。他のアプリ間でマルチタスクを改善した。
モーションセンス機能も搭載。携帯電話の周囲の動きを検出するもので、スマホに手を伸ばすと感知し、顔のロック解除を開始したり、外出中に画面をオフにする。新しいクイックジェスチャー機能を使うと、電話を持ち上げずに再生中の曲スキップが可能。手を振ってアラームをスヌーズしたり、タイマーを停止させる事も可能。なお、モーションセンスの日本での対応は後日になるという。
新しい「Recorder」アプリを使うと、会議や講義などを音声で録音しながら、音声認識機能を使って文字への自動書き起こしを実施してくれる。
どちらのモデルも、90Hzディスプレイと「Pixel Neural Core」、6GBのメモリを搭載。Pixel 4には、GoogleのカスタムビルドTitan Mセキュリティチップも含まれており、最も機密性の高いデータを保護するという。
外形寸法と重量は、Pixel 4が147.1×68.8×8.2mm(縦×横×厚さ)で162g、Pixel 4 XLが160.4×75.1×8.2mm(同)で193g。