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デノン、Amazon Music HDも再生できる新ネットワークスピーカー「Denon HOME」

デノンはAmazon Music HDや、AWA、Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスや、Bluetooth接続に対応するネットワークスピーカーの新製品として「Denon HOME」シリーズを発表。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、モノラルで小型の「HOME 150」が32,000円前後、1台でステレオ再生できる「HOME 250」が48,000円前後。カラーは150がブラックとホワイトの2色、250はブラックのみ。

左から「HOME 150」のホワイト、「HOME 250」のブラック

CDと同等の44.1kHz/16bitのHD楽曲を6,500万以上、数百万曲のUltra HD楽曲(48kHz/24bit~192kHz/24bit)を楽しめるAmazon Music HDをはじめ、AWA、Spotify、SoundCloudなど音楽ストリーミングサービスに対応する。

左から「HOME 150」のブラック、「HOME 250」のブラック

ワイヤレス・オーディオシステム「HEOS」のテクノロジーを搭載しており、Wi-Fiへの接続や設定、操作は無料のスマホ用アプリ「HEOS」で行なえる。

さらにAmazon Alexaによる音声コントロールにも対応しており、スマホを使わずに声で操作も可能。インターネットラジオやローカルネットワーク上のミュージックサーバーに保存した音楽ファイルが再生できるほか、USB入力も搭載。USBメモリーに保存した音源も再生可能。ステレオミニのアナログ音声入力も搭載する。

「HOME 250」の背面
「HOME 150」の背面

音楽ファイルはDSDは5.6MHzまで、PCMは192kHz/24bitまで再生可能。DSD、WAV、FLAC、Apple Losslessファイルのギャップレス再生も可能。

「HOME 150」
「HOME 250」

AirPlay 2やBluetoothにも対応しており、スマートフォンやタブレットから手軽に音楽を楽しむこともできる。Bluetoothは4.2に準拠し、A2DPプロファイルに対応。

iPhoneやiPadからAirPlay 2を使ってApple Musicの楽曲やその他のアプリの音声を再生することも可能。複数のAirPlay 2対応機器によるマルチルーム再生にも対応。ホームアプリ上で、スピーカーをアクセサリとして追加すると、Apple MusicやiPhoneのライブラリの曲をSiriによる音声コントロールで再生できる。

無線LAN機能も搭載。IEEE 802.11a/b/g/n/acに対応。2.4GHzに加え、5GHzでも接続できる。

複数のDenon Homeスピーカーやネットワークオーディオプレーヤー、AVアンプ、サウンドバーなどのHEOS Built-inデバイスを同一のネットワークに接続すると、HEOSアプリによる集中コントロールが可能。

簡単にマルチルームオーディオシステムを構築でき、例えばリビングとキッチンで同じ曲を聴く、リビングで聴いていた曲の続きを寝室で聴くといった楽しみ方が可能。AUX INに入力した機器の音声を他のHEOS Built-inデバイスに配信もできるため、リビングに設置したレコードプレーヤーの音を他の部屋で聴くといった使い方もできる。

HOME 150と250はどちらも、2台のスピーカーを組み合わせて1組のステレオシステムとして使用することが可能。HEOSアプリで2台をグループ化してステレオペアに設定すれば、オーディオコンポのような本格的なステレオ再生が楽しめる。

スピーカーとしてもこだわりの構成

HOME 150は、デノンのエンジニアが磨き上げたというカスタムメイドの25mmドームツイーターと、89mmコーンウーファーを搭載。コンパクトながら厚みのある低音再生が可能という。

HOME 150の内部

緻密な解析によって導き出したフロントバッフルの形状により、モノラルスピーカーだが、適度な空間の広がりを感じられるサウンドを実現。ドライバーの発する振動による音質への影響を抑えるために、エンクロージャーを高剛性化して振動をコントロールしている。

アンプ部の最大出力は、ウーファーが35W、ツイーターが13W。

HOME 250は1つのコンパクトなエンクロージャーにステレオスピーカーを内蔵。1台で広がりのあるステレオサウンドを再生できる。

ドライバーは左右チャンネルそれぞれに、カスタムメイドの20mmドームツイーターと、102mmコーンウーファーを搭載。さらに低音を補強する13.3mmのパッシブラジエーターを背面に配置。豊かな低音再生を可能にしている。

HOME 250の内部
低音を補強する13.3mmのパッシブラジエーターを背面に配置

自然なサウンドステージを実現するため、緻密な解析によって導き出した形状のフロントバッフルを採用。ドライバーの発する振動による音質への影響を抑えるために、エンクロージャーを高剛性化して振動をコントロールしている。

アンプ部の最大出力は、ウーファーが22W×2、ツイーターが18W×2。

どちらのモデルも、近接センサーを内蔵。本体上部に手を近づけるとバックライトが点灯して操作パネルのボタンが表示される。スマホを使うことなく、ボタンで再生、停止、音量の調整などの操作が可能。

本体上部に手を近づけるとバックライトが点灯して操作パネルのボタンが表示される

3つのクイックセレクトボタンも用意。好きなインターネットラジオ局やAUX INなどの入力ソースをワンタッチで呼び出せるもので、登録したい入力ソースの再生中に、本体上部のクイックセレクトボタンを約3秒間押し続けるだけで登録が完了する。

HOME 150の外形寸法は、120×120×187mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1.7kg。消費電力は20W。HOME 250は、295×120×217mm(同)で、重量は3.7kg。消費電力は26W。