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ソニーの技術で新感覚ミニ四駆レース。音/光/映像で演出、渋谷で13日から

ソニーは、東京・渋谷モディにおいて、音と光、映像のテクノロジーを駆使したミニ四駆のレースが楽しめる「High Speed Colors-ソニーとつくる、新感覚サーキット-」を2月13日より実施。タミヤと協力したミニ四駆とサーキット場が登場する。期間は2020年4月下旬までを予定している。

「High Speed Colors-ソニーとつくる、新感覚サーキット-」の走行イメージ

高速で走るミニ四駆をソニーの高速ビジョンセンシング技術と音、光、映像で彩り、新しいエンタテインメント体験が楽しめるというイベント。場所はソニースクエア渋谷プロジェクト(東京都渋谷区神南1-21-3 渋谷モディ1階)。営業時間は11時~21時。

参加者はミニ四駆のボディとボディにマッピングするメインカラー、サブカラー、サーキットの演出を選ぶ。選択したデザインと演出によって、映し出される色や映像が変わり、参加者自身がクリエイターとなって演出を創り上げられるという。

ミニ四駆のボディを2種類から選択
ボディに投影するメイン・サブカラー、サーキットの演出を選択

ミニ四駆が走りだすと、参加者が選択したボディデザインが車体にマッピングされる。その後、サーキットにレトロなゲーム風のステージが出現。コース上にコインが現れ、そこをミニ四駆が通って獲得すると音がなり、コース上にDJのターンテーブルが現れミニ四駆が通過すると、スクラッチされたような音が鳴る。

さらにミニ四駆が進んでいくと、途中で車体がみるみるうちに虫に変化したり、巨大な“目”が出現するなど、演出と音も連動する。

その後。SF映画の近未来のようなステージに変化し、まったく違う世界観が出現。ミニ四駆の車体からは光線が出て、コース上に軌跡となって現れる。最後には、今までの要素がまざりあった異空間のようなステージに変化。レースのゴールラインをきり、フィニッシュとなる。

光や音、映像でレースを演出
サーキットを上から見た場合のイメージ
車体にマッピングされるボディデザインのイメージ

車体へのマッピングだけでなく、レース中にコース内外にも演出を施してシーンを構成。この演出はKing Gnuのリーダー常田大希氏が率いるクリエイティブ集団「PERIMETRON(ペリメトロン)」と共同で制作している。

PERIMETRONのプロデューサー西岡将太郎氏が企画をプロデュース。2人組のクリエイティブユニットMargt(マーゴ)がディレクションとデザインを、神戸雄平氏がCG演出を担当。「投影される様々な演出によって、コース自体もレトロなゲーム風の世界観から、SF映画の近未来のような世界観へとシーンが徐々に変化する」という。約1分間の作品として体験できる。

自分でカスタマイズしたデザインのミニ四駆と迫力のあるレース走行の様子を収めたオリジナル動画を、作品として参加者にプレゼント。この動画は、ソニーの4Kアクションカム「FDR-X3000」で撮影する。2人ずつ体験可能な1レースで、パターンが180通りあるため、何度でも楽しめるという。

今回の企画では、ソニーの高速ビジョンセンサー「IMX382」が搭載されたカメラシステムを使用。サーキットを高速で走行するミニ四駆をリアルタイムにトラッキングしする。IMX382は、1/1,000秒で物体の認識、追跡ができ、予測アルゴリズムによって遅延を感じさせない自然なプロジェクションを体感できるという。

「High Speed Colors-ソニーとつくる、新感覚サーキット-」イメージ動画