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法隆寺の国宝を8Kで鑑賞。シャープ「8Kインタラクティブミュージアム」
2020年3月25日 16:00
シャープは、奈良県生駒郡の聖徳宗総本山 法隆寺 大宝蔵院に、70型8Kディスプレイ2台を使った「8Kインタラクティブミュージアム」を設置。3月25日より一般公開された。金堂・五重塔や、釈迦三尊像、玉虫厨子など数々の国宝を細部まで鑑賞できる。
「8Kインタラクティブミュージアム」は、間近で見たり、直接手に取ったりすることが難しい貴重な美術品や工芸品などの高精細画像を、8Kの超高精細ディスプレイに表示。見たい部分をタッチ操作で拡大して細部まで鑑賞できるシステムで、シャープは文化・教育分野などへの応用を進めている。
法隆寺 大宝蔵院への設置は、奈良県ビジターズビューローが、文化庁による「令和元年度文化財多言語解説整備事業」を活用して実現。飛鳥園が1億5千万画素のデジタルカメラを使って企画、監修、撮影を行なった(一部を除く)。
法隆寺と法起寺の建築物や仏像など、数々の国宝や重要文化財の高精細画像を、70型8Kタッチディスプレイで鮮明に表示。画像の拡大により、五重塔の相輪(塔の最上部から突き出た、金属製の装飾物)や、卍崩しの高欄(卍を崩した形が連続している模様の手すり)といった高所に施された建築技法や、玉虫厨子の玉虫細工の羽の輝きなど、肉眼でとらえることは難しい細部までじっくりと鑑賞可能。日本語と英語の2カ国語で各国宝の解説を表示する。
法隆寺の主な表示コンテンツ
建築物
金堂、五重塔、大講堂、伝法堂、綱封蔵仏像・宝物
釈迦三尊像、百済観音像、救世観音像、玉虫厨子、念持仏法起寺の主な表示コンテンツ
建築物
三重塔仏像
十一面観音像