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JBL初ゲーミングヘッドフォン、ゲーム空間で自分の位置を精緻に再現「Quantum ONE」

JBL Quantum ONE

ハーマンインターナショナルは、JBLブランド初のゲーミングヘッドセットシリーズ「JBL Quantum」を展開。独自の音響テクノロジー「QuantumSPHERE 360」を搭載し、バーチャル空間内における自分の位置や周囲の状況を360°把握できる最上位モデル「Quantum ONE」を5月22日より発売。19日より予約販売を開始する。価格は24,800円。

また同日、同シリーズでJBL独自のサラウンド音響テクノロジー「QuantumSURROUND」を搭載した「Quantum 800」も発売する(予約販売開始日も同時)。価格は19,800円。

Quantum 800

Quantum ONEに搭載されたQuantumSPHERE 360では、同梱のキャリブレーションマイクを使用したキャリブレーションプロセスとリセンタリングを行ない、JBL独自のアルゴリズムにより、微妙な頭の動きも高精度に追跡するヘッドトラッキング機能を使うことで、ゲーム内のサウンドの配置の精度を向上。より高いレベルのサウンドクオリティと没入感を味わえるほか、ゲーム内のオーディオポジショニング(位置)の精度を向上し、敵の場所や動きをより正確に察知できるとしている。

Quantum 800に搭載されたQuantumSURROUNDでは、水平空間で単独で移動するサウンドに加え、バーチャル空間の頭上のチャンネルを増やすことで、より広くよりリアルな空間を再現するという。

ONE/800はともに、各設定が可能な新開発のPC専用ソフトウェア「QuantumENGINE」に対応。本体の各種設定や、QuantumSURROUNDのオン/オフ、DTSモードの選択をはじめ、EQプリセットの選択、RGBライティングのカスタイズ、マイク感度調整、ユーザーアカウントの編集などの設定ができる。また、頭部サイズなどを登録することで、QuantumSURROUNDにてより正確なサウンドを再現できるという。

QuantumENGINE Quantum ONE接続時
Quantum 800接続時

EQプリセットは、力強い低音を追加する“BASS BOOST”、低音をカットする“BASS CUT”、低音といくつかの高い周波数を下げてオーディオサウンドを明確にする“CLARITY”、EQなしの“FLAT”、1〜4KHzにかけて増幅して銃の音を引き出す“FPS”、より高い周波数を増幅する“HIGH END BOOST”、高周波数の一部を切ることで疲れにくくなる“LONG SESSION”の7種類から選択できるほか、自分で好みのサウンドを作成することもできる。

RGBライティングではハウジング部のロゴなど複数エリアを光らせることができ、デフォルト設定(ONE:6種類/800:5種類)ほか、アドバンスドモードで好みのカラーや光り方をカスタマイズして作成し、保存できる。

プレーヤー間のスムーズにコミュニケーションできるよう、ONE/800ともにゲームチャットダイヤルを搭載。ブームマイクにはノイズ軽減機能を搭載し、明瞭度の高い音声でプレーできるとしている。

長時間使用してもゲームに集中できるよう、軽量で丈夫なヘッドバンドとメモリーフォームイヤークッションを使用。耳が痛くなることなく快適な装着感のまま楽しめるとする。

接続は3.5mmのほか、ONEがUSB-C。800が2.4GHzワイヤレス、Bluetooth 5.0に対応し、プロファイルはA2DP、HFPをサポートする。ワイヤレス使用時の最大連続再生時間は14時間。

重量はONEが約369g、800が約410g。3.5mmケーブル、USB-Cケーブル(800は充電用)のほか、ONEには取り外し可能なブームマイクとキャリブレーションマイク、800にはUSBワイヤレスドングルが付属する。