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iBasso、「ES9028Pro」デュアルDACで約20万円のハイレゾプレーヤー

DX220Max

MUSINは、iBasso Audioブランドより、ポータブルオーディオプレーヤーのフラグシップモデル「DX220Max」を7月4日より発売する。限定数量全世界999台、日本国内200台。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は199,000円前後。

DACチップにESS製「ES9028Pro」を2基搭載。チップ性能を最大活用するために、アナログとデジタルにそれぞれ別の電源管理システムを使用し、音質に悪影響な相互干渉を防止。アナログには「±8.4V 高電圧バッテリーパック」を使用して、昇圧による出力の不安定化やノイズ干渉などの音質への悪影響を回避したとする。USB-DAC機能も備える。

アンプには、「AMP8-交換用アンプモジュール」をベースに独自開発した「iBasso Super class A ディスクリートアンプ回路」を搭載し、バイアス電圧を最適化することでA級アンプの耳触りの良さを維持しつつ、トランジスタのスイッチング歪みや発熱を大幅に抑制したという。

Bluetooth 5.0準拠で、コーデックはaptX、LDACもサポート。OSはオーディオ再生用のMango OSとAndroid 8.1のデュアルOSを採用。Mangoでは、音声のデコードや基礎的なドライバアルゴリズムの最適化といった音質追求のためのデータを蓄積。Wi-FiやBluetoothとの干渉もなく、より深い音楽への没入感をもたらすとしている。

対応するファイル形式はMQA、APE、FLAC、WAV、WMA、AAC、ALAC、AIFF、OGG、MP3、DSD(DFF/DSF/DXD/DST)、ISO、M3U、M3U8。

出力は3.5mmステレオミニ、4.4mmバランス、4.4mmライン、3.5mm光/同軸デジタル。周波数特性は10Hz〜40kHz。最大出力は3.5mmアンバランス出力で4.4Vrms、4.4mmバランス出力で8.8Vrms、4.4mmライン出力で4.4Vrms。

本体上部
本体下部

最大連続再生時間は約14時間。充電時間はアナログ部が約2時間、デジタル部が約2.5時間。USB-C端子を備え、QC3.0、PD2.0、MTK PE+の急速充電に対応する。

筐体は共振や外部磁気を防ぐステンレス製で、特製の4連アナログボリュームを搭載。ディスプレイは5型で、シャープ製のフルHD液晶を採用している。外形寸法は144×84×27mm(縦×横×厚さ)。重量は700g。メモリは4GB、ストレージ容量は128GBで、microSDカードスロットを備える。

レザーケース、同軸デジタル接続用ケーブル、バーンインケーブル、4.4mm to 3.5mmラインアウト用ケーブル、2.5mm to 4.4mmアダプター、専用ACアダプタ、USB-Cケーブル、ガラス面保護シートなどを付属する。