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GRADO、ミッドレンジ向けMI型カートリッジ「Opus3」。29,800円

Timbreシリーズの新カートリッジ「Opus3」

ナイコムは、米GRADOのMI型アナログレコード用フォノカートリッジ「Timbre(ティンブレ)シリーズ」のベーシックモデル「Opus3」を8月7日に発売する。ステレオ用とモノラル用それぞれに高出力(4mV)タイプと低出力(1mV)タイプを用意し、全4種での展開。価格はいずれも29,800円。

GRADOのミッドレンジ向けフォノカートリッジは従来、「Statement」と「Reference」の2シリーズで展開してきたが、音響特性に優れたウッドハウジングとGRADOテクノロジーのさらなるブラッシュアップをコンセプトに、ティンブレシリーズに統合する。

今回発売するOpus3は、そのティンブレシリーズのベーシックモデルに位置づけられる。ハウジングには音響特性に優れ、不要な共振を抑制するメイプル材を使用。独自の特許技術「FLUX-BRIDGER設計」により、全帯域で優れたバランスを実現したという。

4コイルユニゾンによってL/Rバランスも最適化。4ピース構造のOTL(Optimized Transmission Line)カンチレバーも不要な共振を排除し、回路内で発生するノイズも抑制するという。楕円形ダイヤモンド針を搭載し、各製品はブルックリンでハンドメイドされる。

出力抵抗は、いずれのモデルも高出力タイプが660Ω、低出力タイプが70Ω。インダクタンスはそれぞれ55mH、6mH。周波数特性は全モデル共通で10Hz~60kHz、チャンネルセパレーションは30dB(10kHz~30kHz)。重量は全モデルとも8g。