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4K有機ELレグザ「X9400」の77型が18日発売。48型は'21年春に延期

77型の4K有機ELレグザ「77X9400」

東芝映像ソリューションは、2020年秋発売としていた4Kレグザの発売日を決定。77型「77X9400」は9月18日、50型「50Z740X」は11月中旬より発売開始する。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格は77X9400が70万円前後、50Z740Xが18万円前後。また48型「48X9400」に関しては、“48X8400の生産・供給を優先する”として2021年春へ発売を延期する。

2021年春発売に延期になった48型「48X9400」

X9400シリーズは、今年5月に発表した4K有機ELレグザの最上位ライン。独自回路「ダブルレグザエンジンCloud PRO」を使った高画質処理により、リアルな高精細映像を再現するほか、クラウド上に構築された番組やジャンル毎に最適化されたパラメータを取得・更新し個別の番組を高画質化する機能を備える。タイムシフトマシンや142W出力のオーディオシステム、HDMI 7入力などもX9400シリーズの特徴。

最新世代の有機ELパネルを採用した77X9400は、現行レグザの最大サイズ(77型)。映像や機能面はX9400の65・55型と同等だが、音声に関しては77型のみバスレフ型重低音バズーカをスタンド部に2基搭載することで、「大画面モデルにふさわしい豊かで迫力のある低音再生を実現している」という。

77型の背面
スタンド部分に内蔵するバスレフ型の重低音バズーカ
搭載スピーカーの比較。写真下が77型の重低音バズーカ。65型と55型では対向型パッシブラジエーターで重低音を再生している

Z740Xシリーズは、今年2月に発表した4K液晶レグザの最上位ライン。直下型バックライトを採用し、映像エンジンは「レグザエンジンCloud PRO」を搭載。X9400シリーズ同様、個別の番組を高画質化する「クラウドAI高画質テクノロジー」も備える。

なお、クラウド上にある映像データベースには現在、25ジャンル、184番組のパラメータを対応シリーズの各サイズごとに用意(8月下旬現在)。番組の改編などに応じ、今後も画質の最適化パラメータを順次追加していくという。

Z740Xシリーズ
50型の4K液晶レグザ「50Z740X」