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カロッツェリア、圧倒的オーディオ性能の新「サイバーナビ Xシリーズ」
2020年10月8日 13:03
パイオニアは、高いオーディオ性能を追求したサイバーナビ「Xシリーズ」の新製品として、8型HDモデルの「AVIC-CL902XS III」と、7型VGAの「AVIC-CZ902XS III」を11月より発売する。価格は、8型が278,000円、7型が248,000円。
ハイエンドカーオーディオで培ってきた音響技術や、ハイエンドオーディオブランドTADから継承した技術開発思想をベースに、高音質を追求したハイエンドオーディオカーナビ。昨年発売した“II”とほぼ同等の仕様を引き継ぎながら、地図データなどのソフトウェアがアップデートされている。
銅メッキパーツを駆使した、ノイズコントロール技術を搭載。
カーナビ基板とオーディオ基板の間のノイズを徹底的に遮断するため、製品の側面と背面だけでなく、内部の中間シャーシにも銅メッキを使用。また、製品右側面へ集中的に銅メッキビスを使用することで、オーディオブロックへノイズが回り込まないように流れをコントロールしている。
背面のヒートシンクにも銅メッキを使用。絶縁シートを加えることで、カーナビ基板とオーディオ基板のGNDシャーシ間にノイズが回り込まないようにするなど、徹底的かつ緻密にノイズをコントロールしているという。
静音化と制振化を追求した堅牢なシャーシ構造で、背面には静音タイプのファンを採用。固定用のビスを追加することで、騒音や振動が音にもたらす影響を排除し、振動そのものも抑制。また背面の制振用T字スリットや要所に配置した銅メッキシャーシにより、高音質技術の基礎となる堅牢かつ振動に強いシャーシ構造を実現している。
電源供給やスピーカー出力などの役割を担う電源ケーブルと、外部のパワーアンプへ音楽信号を伝送するAV入出力ケーブルにOFCを採用。端子の素材にこだわり、金メッキ処理を施すことで、安定した電源供給とロスを抑制した信号伝送を実現したという。
変換回路には、新日本無線「MUSESシリーズ」のハイエンドオーディオ用オペアンプを採用することで、理想的なI/V変換を実現。またI/V変換回路には、バイアス電流の低いJ-FET入力タイプ「MUSES8920」をフロント/リア用に搭載することで、低雑音、高利得帯域、低歪率、高スルーレートを実現した。また、LPF回路にはローノイズが特長の「MUSES8820」を搭載し、自然かつ豊かな音楽表現を可能にしているとする。
Xシリーズ専用のフルカスタムオーディオ電源用アルミ電解コンデンサーも搭載。高音質トロイダルコイルや、超低位相雑音特性のサウンドマスタークロック回路も装備。アナログオーディオ負電源にリップルフィルターも追加している。
FLAC、WAV、Apple Losslessなどのファイル再生ができ、96kHz/24bitまでのハイレゾ再生をサポート。
デジタル信号処理演算時の音質劣化を防止する「フルタイム52bit高性能トリプルコア浮動小数点DSP」を採用。またDACチップには、大幅な低ノイズフロア化、圧倒的なダイナミックレンジと優れた静粛性を実現するSN比-123dBのバーブラウン製「32bitアドバンスド・セグメント方式電流出力型D/Aコンバーター」を搭載する。
CD音源などの可聴帯域内に存在する量子化ノイズを除去し、可聴帯域以上の音楽信号を復元させる「マスターサウンドリバイブ」や、±0.5dB単位で調整可能な「チャンネル間独立 31バンドグラフィックイコライザー」、各スピーカーまでの距離を最小0.35cm単位で調整できる「タイムアライメント」、3ウェイマルチアンプ・マルチスピーカーシステムを構築できる「ネットワークモード」なども備えている。
AVIC-CL902XS IIIは、8型HDディスプレイを搭載。解像度は1,280×720ドット。AVIC-CZ902XS IIIは7型VGAディスプレイで、解像度は840×480ドット。
ナビゲーション部の取付寸法/重量は、AVIC-CL902XS IIIが200×165×126mm(幅×奥行き×高さ)/2.5kg、AVIC-CZ902XS IIIが178×165×100mm(同)/2.3kg。