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ラディウス、カーボン振動板の完全ワイヤレス。aptX Adaptive対応
2020年11月6日 13:59
ラディウスは、最新チップを採用し接続安定性を強化した重低音完全ワイヤレスイヤフォンで、ダイナミックドライバーを搭載した「HP-V500BT」と、ハイブリッド型の「HP-V700BT」を12月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「HP-V500BT」が18,000円前後、「HP-V700BT」が22,000円前後。
本体色は「HP-V500BT」がブラックとレッドの2色、「HP-V700BT」がブラック・ゴールドの1色。
Bluetooth接続の要となるチップに、Qualcommの「QCC3040」を採用。左右イヤフォンがソース機器に同時接続する「TrueWireless Mirroring」や、環境に応じて転送ビットレートをリアルタイムで変化させる「aptX Adaptive」などに対応し、接続安定性を向上させた。
Bluetooth 5.2に準拠しており、接続機器の受信電波強度によってイヤフォンの送信電波強度の左右バランスを最適化する「LE Power Control」や、通信遅延を抑える「Enhanced Attribute Protocol」にも対応している。オーディオ性能も旧世代チップからTHD+Nが6dB改善し、優れた楽曲再現性を実現した。
両モデルとも、高剛性で軽量かつ寸法安定性に優れたカーボンファイバードーム振動板を採用した6mm径ダイナミックドライバーを搭載。PUエッジのしなかやなストローク性能と組み合わさり、「付帯音のない豊かな低音と繊細な中高音を両立しました」という。
軽量なCCAWボイスコイルとN45高磁力マグネットも搭載し、トランジェント特性に優れたパワフルでキレのある重低音を再生する。
ハイブリッド型の「HP-V700BT」は、高解像度・低歪率・低電力の超小型バランスド・アーマチュア(BA)ドライバーも搭載。周波数特性のクロスオーバーも緻密に調整され、「他に類を見ない圧倒的な音場感と躍動的なダイナミックレンジを実現しました」とのこと。また、「HP-V700BT」のみ、周囲の音を取り込めるアンビエントサウンドモードを搭載する。
両モデルともイヤフォン筐体にタッチセンサーを内蔵。センサーに触れるだけで、楽曲の再生/停止や曲送り/曲戻し、音量調整などの操作ができる。イヤーピースも従来のものとは異なり、耳のより奥でフィットする「ディープマウントイヤーピース」が付属する。どちらも汗や水しぶきに耐えるIPX4の防滴仕様。
イヤフォンは約2.5時間の充電で最大11時間の連続再生が可能。充電ケースと併用すると最大50時間の連続再生ができる。ケースの充電時間は約3時間。
Bluetoothの対応コーデックはSBC、ASAC、aptX、aptX Adaptive。対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSP。最大4台までのマルチペアリングが可能で、Qualcomm cVc 8.0による通話時のノイズキャンセル機能も利用できる。
再生周波数帯域は両モデルとも20Hz~20kHz。出力音圧レベルとインピーダンスは、「HP-V500BT」が95dB±3dB、16Ω。「HP-V700BT」が97dB±3dB、7/5Ω。
4サイズ(XS/S/M/L)のディープマウントイヤーピースと充電用のUSB Type-Cケーブルなどが付属する。