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世界初の個人向け3Dホログラムディスプレイ。期間限定199ドル
2020年12月3日 12:45
Looking Glass Factoryは3日、世界初という個人向け3Dホログラフィック・ディスプレイ「Looking Glass Portrait」を発表した。重さ660gの縦置き型ディスプレイで、裸眼のまま、3Dホログラム画像が楽しめる。出荷開始は2021年前半を予定しており、価格は349ドル。Kickstarterでは、期間限定の特別価格199ドルで販売中。
Looking Glass Portraitは、アーティストやデザイナー、開発者、映画製作者、写真家などをターゲットに開発されたデバイス。プログラムの知識は不要で、PCとポートレートモードを備える電話やタブレットがあれば楽しめるという。
画面サイズは7.9型で、画像をデバイスから浮かび上がらせるように設計された独自の光学系を搭載。画像の表示品質を強化しつつ、周囲の光の反射を防止する特性を備えるとする。
数十から最大100までの3Dイメージやオブジェクトを生成し、それらのパースペクティブを同時に投影可能。3Dメガネやアイトラッキング、またはヘッドセットを必要とせず、デバイス上で生成されたホログラムの立体画像を、複数の人が同時に見ることができるのも特徴。
従来のホログラフィック・ディスプレイでは高性能なゲーム用PCを必要としたが、Looking Glass Portraitでは、内蔵コンピュータと60fpsの独自ホログラフィック・ソフトウェア・スタックにより、スタンドアロン・モードで動作可能。PCやMacと接続したデスクトップモードでも使用できる。電源供給はUSB-Cケーブルから行なえる。
新しいHoloPlay Studioソフトウェアを搭載し、ユーザーは最大1,000のホログラフィック素材をアップロード・編集し、本体にロード可能。素材としては、iPhone X/11/12などのキャプチャ機能でホログラフィック写真に変換された家族写真やホログラフィックビデオメッセージ、アニメーション3Dキャラクターなどをサポートする。
Azure Kinect、Intel RealSense、ポートレートモード機能を搭載したiPhoneカメラに対応。ホログラフィックビデオを撮影することで、他のLooking Glass Portraitユーザーとビデオも共有できる。
Unrealエンジン、Unity、Autodesk Maya、Blenderなどの統合ソフトウェア/開発ソフトウェアもサポートしており、開発者やアーティストはアプリケーションや3Dアートの開発・制作にも使用できるという。