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米Qualcomm、“幅広い価格帯の製品にリッチな体験”完全ワイヤレス向けSoC

Qualcommプレスノートより

米Qualcommは現地時間の16日、完全ワイヤレスイヤフォン向けシステム・オン・チップ(SoC)として、Bluetooth Low Energy (LE) Audio規格をサポートしつつ、より幅広い価格帯の製品にリッチなワイヤレスオーディオ体験をもたらすと謳う「QCC305x」を発表した。公式サイトではシリーズのひとつとして「QCC3056」の情報が掲載されている。

「プレミアムなオーディオ技術をサポートし、幅広い製品ティアで豊富なユースケースを柔軟で効率的に提供することを可能にする」という。Bluetooth LE Audioによるオーディオシェアリング、音声サービスのほか、Qualcomm Adaptive Active Noise Cancellation、最大96KhzのQualcomm aptX Adaptive、Qualcomm aptX Voice、Qualcomm cVc Echo Cancellation・Noise Suppressionなどをサポートする。

クアルコムの調査によれば、完全ワイヤレスイヤフォンは屋内外を問わず、主にノイズキャンセレーション、ハンズフリー音声通話、モバイル動画視聴、ゲームといった用途に使われており、「QCC305x」は通信接続性、低消費電力、豊富な機能の統合により、これらの使用法に対応する。

また「QCC305x」を搭載した完全ワイヤレスイヤフォンは、同じくQualcommが開発するモバイル向けSoC「Snapdragon」搭載スマートフォンとの間で、より優れた接続性をサポートするといい、特に現地時間の1日に発表されたばかりの「Snapdragon 888 5G Mobile Platform」との組み合わせでは、優れた音質と接続性、応答性が可能になるとのこと。