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オンキヨーとパイオニア、HDMI2.1 AVアンプ10機種海外発表。国内は'21年夏発売
2021年1月14日 19:40
米11 Trading Company(11TC)は、オンキヨー・パイオニアELITE・インテグラブランドの新製品として、HDMI2.1規格に対応したAVアンプを「CES 2021」で発表した。北米では21年春頃より順次発売を開始。国内でも、米国モデルをベースとした一部機種を'21年夏より発売する予定。
11TCは、オンキヨーホームエンターテイメントの米国代理店VOXX International Corporationの子会社。
北米で発売を予定するAVアンプは、オンキヨーから4機種(TX-NR5100、TX-NR6100、TX-NR7100、TX-RZ50)、パイオニアELITEから3機種(VSX-LX105、VSX-LX305、VSX-LX505)、そしてインテグラから3機種(DRX-2.4、DRX-3.4、DRX-5.4)の全10モデル。いずれにモデルも、HDMI2.1の規格をサポート。全てのHDMI端子で、HDR10+にも対応するという。
さらに一部モデルでは、'20年9月に発表したスウェーデンのDirac ResearchとDirac Liveのライセンス契約締結に伴い、新たな音場補正機能としてDirac Liveを搭載。「Dolby AtmosやDTS:Xなどの多チャンネル再生が普及している中で、より簡単に理想的な視聴環境の構築を実現できる」という。(TX-NR6100、TX-NR5100、VSX-LX105、DRX-2.4はDirac Live非搭載)
また全機種に双方向のBluetooth無線技術を搭載。スマホなど接続した機器の音声をAVレシーバーで受信・再生するのに加え、テレビやBDプレーヤーなど、接続した機器の音声をBluetoothヘッドフォンなどに送信する機能にも対応している。
今回発表された機種のうち、オンキヨーの9.2chアンプ「TX-RZ50」、7.2chアンプ「TX-NR6100」、パイオニアの9.2chアンプ「VSX-LX305」、インテグラの9.2chアンプ「DRX-3.4」をベースとした製品を、日本国内で'21年夏に発売する予定。 正式な発売時期や価格、仕様等については後日詳細が決定次第、改めて案内するという。
オンキヨー「TX-RZ50」「TX-NR6100」
「TX-RZ50」は、リア端子6系統で、HDMI2.1対応(3端子:8k/60Hz、3端子:4K/120Hz)し、THX Select認証を取得した最大215W出力のディスクリートアンプを搭載した9.2chアンプ。
「Dynamic Audio Amplification」技術を更に進化させ、 各スピーカーの実力を存分に発揮させると共に、音場補正には新たに「Dirac Live」を搭載することで、「広いリビングでも最高のホームシアター空間を実現可能にしたモデル」としている。
「TX-NR6100」は、リア端子3系統でHDMI2.1対応(8K/60Hz対応)し、全HDMI端子でHDR10+対応した7.2chアンプ。THX Select認証を取得し、最大出力175Wのディスクリートアンプを搭載。コンテンツの詳細までを表現することを目指し音質を改善したという。
ワイヤレス機能を更に進化させ、ネットワーク回路はクアッドコアのSoCの採用。高速演算処理による安定した再生やMIMO(2x2)のWi-Fi接続を実現。Bluetooth送信機能は、aptX HDコーデックにも対応し、低遅延または高音質でのワイヤレス視聴が可能。クラス最高の充実した最新機能を備えるという。
パイオニアELITE「VSX-LX305」
リア端子6系統でHDMI2.1対応(3端子:8k/60Hz、3端子:4K/120Hz)した9.2chアンプ。 DSP技術を進化させると共に、音場補正には新規採用した「Dirac Live」と市場評価の高い「Advanced MCACC」を搭載することで、その音質比較ができる世界随一のモデルを謳う。「Dolby Atmos」「DTS:X」、および「IMAX Enhanced」をサポートする。