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富士フイルム、6Kオーバーサンプリングで4K撮影「X-E4」
2021年1月28日 11:53
富士フイルムは、独自の色再現技術による色再現と小型軽量を実現したミラーレスデジタルカメラ「Xシリーズ」より、第4世代センサー・画像処理エンジン搭載モデルとして最小・最軽量を実現した「FUJIFILM X-E4」を2月下旬に発売する。カラーバリエーションはブラックとシルバーの2色。ボディ単体と「フジノンレンズXC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」を同梱したレンズキットが用意され、価格はオープンプライス。店頭予想価格は9万9,000円前後(税別)、レンズキットは11万円前後(税別)。
背面液晶モニターをフルフラットに格納できる設計などにより、第4世代センサー・画像処理エンジン搭載モデルとして最小・最軽量を実現した。外形寸法は121.3×32.7×72.9mm(幅×奥行き×高さ)、重さは364g。
ボディ天面には高強度マグネシウム合金を採用し、高い剛性を発揮。高精度な金型を使って成形することで、ボディ天面のエッジ部もシャープに仕上げられた。フロント・リアグリップはともにフラット設計で、往年のフィルムカメラを思わせるクラシカルなデザインとなった。
像面位相差画素を全面に配置した裏面照射型2,610万画素の「X-Trans CMOS 4」センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載し、最短約0.002秒の高速AFが可能。カメラに向かってくる被写体に加え、離れていく被写体も捉え続ける高精度な動体追従AF機能、動いている被写体の顔・瞳にピントを合わせる「顔・瞳検出AF」も備えた。
動画撮影機能では、6K相当のデータ量から4K映像を生成する「オーバーサンプリング4K」で、ノイズの少ない高解像度な映像撮影を実現。カメラ内SDカードには4K/30p 4:2:0 8bitで記録でき、HDMI出力時はより多くの色情報を記録できる4K/30p 4:2:2 10bitに対応した。フルHD/240pのハイスピード動画撮影も可能。
背面液晶モニターはチルト式を採用。ハイアングルからローアングルまで、さまざまなスタイルで撮影できるほか、上方向へ180度反転させて“自撮り”もできる。
ボディ天面にはシャッタースピードダイヤルを搭載し、電源オフの状態でもシャッタースピード設定を確認できる。同ダイヤルには「プログラム(P)」ポジションも新たに採用され、シャッタースピードと絞り値の設定を自動設定することもできる。
独自の「フィルムシミュレーション」には、高彩度な発色とメリハリある階調表現が特徴的な「Velvia」や、写真フィルム現像方法のひとつである「銀残し」の表現を再現し、低彩度・高コントラストで重厚感のある「ETERNA ブリーチバイパス」など全18種類のモードを搭載。被写体や撮影シーンにあわせて、写真フィルムを取り換える感覚でさまざまな表現を楽しめるという。
別売アクセサリーとして、カメラボディを保護できる本革製ボトムレザーケース「BLC-XE4」や、ハンドグリップ「MHG-XE4」、ボディ上部に装着できる金属製サムレスト「TR-XE4」も用意される。価格はそれぞれ、11,500 円(税別)、13,000 円(税別)、10,000 円(税別)。