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富士フイルム、4K/30p対応でボディ内手ブレ補正搭載「X-S10」

ミラーレスデジタルカメラ「X-S10」

富士フイルムは、小型軽量ボディに新開発の手ブレ補正機能と高速・高精度オートフォーカス(AF)を搭載したミラーレスデジタルカメラ「X-S10」を11月19日に発売する。ボディカラーはブラックのみ。価格はオープンプライスで店頭予想価格はボディ単体が120,000円前後、15-45mmのレンズキットが130,000円前後、18-55mmのレンズキットが165,000円前後、ダブルズームキットが150,000円前後。

465g(付属バッテリー・メモリーカードを含む)の小型軽量ボディに5軸・最大6.0段の手ブレ補正機能を備えたミラーレスデジタルカメラ。同じ「Xシリーズ」のフラッグシップモデル「X-T4」に搭載されているAPS-Cサイズの裏面照射型2,610万画素「X-Trans CMOS 4」センサーと、高層画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載し、最短約0.02秒の高速・高精度AFを実現している。

最大4K/30pの動画やフルHD/240pのハイスピード動画の撮影が可能。4K動画は6K相当のデータ量から生成することで、ノイズの少ない高精細な映像を実現するという。カメラ内SDカードには4K/30P 4:2:0 8bitで記録できる。HDMI出力の場合はより多くの色情報を記録できる4K/30P 4:2:2 10bitでの記録が可能。

ボディ内手ブレ補正に加え、動画撮影時に使用できる電子式手ブレ補正も搭載。手ブレに合わせてフレーミングを微調整することで、手持ち撮影時に生じるブレを徹底的に抑制するという。ボディ天面には動画撮影ボタンも備える。

高性能な動体追従AFを搭載しており、カメラに向かってくる被写体だけでなく、遠ざかっていく被写体も正確に捉え続ける。また顔・瞳AF機能により、快適なポートレート撮影を可能にしたとのこと。暗闇に近い-7.0EVの低照度環境でもAFが機能するため、夜景撮影など光量の少ないシチュエーションでも被写体を正確に捉えるという。

メカニカルシャッター時は8コマ/秒の高速連写ができ、電子シャッター時は30コマ/秒のブラックアウトフリー高速連写ができる。

液晶モニターは自撮りに使えるバリアングル構造

ボディには、軽量・高剛性のマグネシウム製グリップを搭載し、高いホールド性を実現。ボディ天面のモードダイヤルには好みの設定を登録できるC1~C4のカスタムポジションを備える。背面モニターは自在にアングルを調整できるバリアングル構造。

IEEE802.11b/g/nの無線LANとBluetooth 4.2に準拠。入出力端子としてUSB Type-CとHDMIマイクロ(タイプD)、3.5mmのステレオミニジャック、ホットシューを備える。外形寸法は126×65.4×85.1mm(幅×奥行き×高さ)。