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デビアレ、生まれ変わったワイヤレススピーカ「PHANTOM I」

デビアレ「PHANTOM I」のOPÉRA DE PARISモデル

フランスのDevialet(デビアレ)は2日、ワイヤレススピーカー「PHANTOM」シリーズの進化版として、「PHANTOM PREMIER」を「PHANTOM I」としてリニューアルし発売した。103dBモデルと、108dBモデル、パリ・オペラ座とコラボした「OPÉRA DE PARIS」(108dB)の3モデル展開で、本体カラーはOPÉRA DE PARISのみ1色、それ以外は2色。店頭予想価格は103dBモデルが31万9,000円、108dBモデルが44万9,000円、OPÉRA DE PARISが51万9,000円。

あわせて、これまで「PHANTOM REACTOR」として販売されていたモデルも「PHANTOM II」へと名称変更されている。

「PHANTOM」シリーズは、一連の独自技術を組み合わせることで、ゼロ ディストーション(常に正確で歪みがない)、ゼロ サチュレーション(大入力に対しても歪み、音のつぶれがない)、ゼロ バックグラウンドノイズ(不要な雑音がない)を実現したワイヤレススピーカー。

設置イメージ

リニューアルモデルのPHANTOM Iは、「最先端スピーカーのための設計」により進化。特許技術の「アナログ・デジタル・ハイブリッド・テクノロジー(ADH)」を採用した。これはアナログアンプがオーディオ信号を損失なく再現し、これをデジタルアンプが受け取ることでデジタル増幅するもの。

そのほかスピーカーを保護しながら駆動力を最大に引き出す「スピーカー・アクティブ・マッチング(SAM)」や、身体の奥に響く深みとインパクトのある低音を出す「ハート・バイ・インプロ―ジョン(HBI)」、球形デザインの筐体によって音を全方向に拡散させる「アクティブ・コスフェリカル・エンジン(ACE)」も搭載。コンパクトさとパワーの両立を実現している。

搭載スピーカーはグレード1チタン製のツイーターとアルミ製ミッドレンジドライバー、アルミ製ベースドライバー。本体背面にはステータスチェック用のLEDシグナルが備えられたほか、新しいスタンバイモードも搭載。

デビアレ独自のSoCチップを搭載し、必要な時にいつでも高いパフォーマンスを発揮できるオーディオ性能を実現。従来モデルよりも熱の放散効率が改善されており、従来のPHANTOMよりも最大4倍のエネルギー効果を発揮するという。

103dBモデル(ライトクロム)
108dBモデル(ダーククロム)

筐体デザインは、象徴的な球体デザインを継続して採用しながら、表面処理がマット仕上げにアップデートされている。カラーリングは103dBモデルがライトクロムとマットブラック、108dBモデルがダーククロムとゴールド。再生周波数帯域と出力は、103dBモデルが16Hz~25kHzで500W RMS、108dBモデルとOPÉRA DE PARISが14Hz~27kHzで1,100W RMS。

BluetoothやWi-Fi、AirPlay2、Spotify Connectなどに対応。BluetoothコーデックはSBCとAAC、プロファイルはA2DP、AVRCPをサポートする。24bits/48kHzまでのRoon対応やUPnPレンダラー、光デジタル入力も装備した。別売アクセサリーとして、フォノ入力/ライン入力/同軸デジタルの入力が行える「Arch」も用意されている。

外形寸法と重さは全モデル共通で、252×342×255mm(幅×奥行き×高さ)、11.4kg。電源ケーブルや新設計のリモコンなどが付属する。

103dBモデル(マットブラック)
108dBモデル(ゴールド)