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Netflixがゴールデン・グローブ賞を席巻、最多43ノミネート

デヴィッド・フィンチャー監督&ゲイリー・オールドマン主演の「Mank/マンク」

米国現地時間の2月3日、第78回ゴールデン・グローブ賞のノミネートが発表され、Netflix作品が映画部門で23、テレビ部門で20、合計43の最多ノミネートを獲得した。なかでも、デヴィッド・フィンチャー監督&ゲイリー・オールドマン主演の「Mank/マンク」は最多6部門にノミネートされている。

「Mank/マンク」は、1941年の映画「市民ケーン」でアカデミー賞脚本賞を受賞した脚本家、“マンク”ことハーマン・J・マンキウィッツを主人公に描いた作品で、アメリカの映画サイトでは絶賛評が続出しているという。監督の父親であるジャック・フィンチャーも同作で脚本賞にノミネートされており、親子での受賞にも期待がかかっている。

5部門にノミネートされた「シカゴ 7 裁判」
トム・ハンクス主演「この茫漠たる荒野で」

エディ・レッドメインやジョセフ・ゴードン=レヴィットなど豪華キャストが共演する「シカゴ 7 裁判」も5部門でノミネートされたほか、2月10日から配信開始となるトム・ハンクス主演「この茫漠たる荒野で」では、本作でアメリカ映画初出演を果たした女優、ヘレナ・ゲンゼルが助演女優賞にノミネートされた。

テレビ部門では、世界で1億世帯以上のメンバーが再生したという「ザ・クラウン」が作品賞や女優賞など最多ノミネートを獲得。日本でも人気の「エミリー、パリへ行く」や全世界でチェスブームを巻き起こしている「クイーンズ・ギャンビット」といったオリジナルシリーズがノミネートされている。

Netflix作品のノミネート一覧は次のとおり。第78回ゴールデン・グローブ賞授賞式は現地時間の2月28日に行なわれる。

映画部門:合計10作品、23ノミネート

  • 「Mank/マンク」:6部門
    作品賞[ドラマ]、監督賞(デヴィッド・フィンチャー)、男優賞[ドラマ](ゲイリー・オールドマン)、助演女優賞(アマンダ・セイフライド)、脚本賞(ジャック・フィンチャー)、音楽賞(トレント・レズナー&アッティカス・ロス)
  • 「シカゴ 7 裁判」:5部門
    作品賞[ドラマ]、監督賞(アーロン・ソーキン)、助演男優賞(サシャ・バロン・コーエン)、脚本賞(アーロン・ソーキン)、歌曲賞(「Hear My Voice」)
  • 「マ・レイニーのブラックボトム」:2部門
    男優賞[ドラマ](チャドウィック・ボーズマン)、女優賞[ドラマ](ヴィオラ・デイヴィス)
  • 「この茫漠たる荒野で」:2部門
    助演女優賞(ヘレナ・ゲンゼル)、音楽賞(ジェームズ・ニュートン・ハワード)
  • 「ザ・プロム」:2部門
    作品賞[ミュージカル/コメディ]、男優賞[ミュージカル/コメディ](ジェームズ・コーデン)
  • 「これからの人生」:2部門
    外国語映画賞、歌曲賞(「lo Si (Seen)」)
  • 「ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-」:1部門
    助演女優賞(グレン・クローズ)
  • 「私というパズル」:1部門
    女優賞[ドラマ](ヴァネッサ・カービー)
  • 「ミッドナイト・スカイ」:1部門
    音楽賞(アレクサンドル・デスプラ)
  • 「フェイフェイと月の冒険」:1部門
    アニメーション作品賞

テレビ部門:合計7作品、20ノミネート

  • 「ザ・クラウン」:6部門
    作品賞[ドラマ]、男優賞[ドラマ](ジョシュ・オコナー)、女優賞[ドラマ](オリヴィア・コールマン)、女優賞[ドラマ](エマ・コリン)、助演女優賞(ジリアン・アンダーソン)、助演女優賞(ヘレナ・ボナム=カーター)
  • 「オザークへようこそ」:4部門
    作品賞[ドラマ]、男優賞[ドラマ](ジェイソン・ベイトマン)、女優賞[ドラマ](ローラ・リニー)、助演女優賞(ジュリア・ガーナー)
  • 「ラチェッド」:3部門
    作品賞[ドラマ]、女優賞[ドラマ](サラ・ポールソン)、助演女優賞(シンシア・ニクソン)
  • 「エミリー、パリへ行く」:2部門
    作品賞[ミュージカル/コメディ]、 女優賞[ミュージカル/コメディ](リリー・コリンズ)
  • 「クイーンズ・ギャンビット」:2 部門
    作品賞[ミニシリーズ/TV 映画]、女優賞[ミニシリーズ/TV 映画](アニャ・テイラー=ジョイ)
  • 「アンオーソドックス」:2部門
    作品賞[ミニシリーズ/TV 映画]、女優賞[ミニシリーズ/TV 映画](シラ・ハース)
  • 「ハリウッド」:1 部門
    助演男優賞(ジム・パーソンズ)