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Shanling、「ES9219C」×2基でMQA対応のAndroid DAP「M3X」

「M3X」

MUSINは、Shanlingブランドのハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー「M3X」を3月26日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。

OSにAndroid 7.1、SoCにSnapdragon430を採用したポータブルオーディオプレーヤー。音楽再生アプリだけでなく、アプリストアにあるアプリをインストールして楽しめる。

DACにはES9219Cを2基搭載。384kHz/32bitまでのPCMとDSDのほか、MQAフルデコードにも対応する。DACの駆動方式はシングル/デュアルで切り替え可能。

音響回路にはAVX製のタンタルコンデンサを採用。大容量で安定性が高く、力強い低域の再現が可能だという。

Shanling独自の適応クロックサンプリングアルゴリズムに加え、KDS製「低位相雑音水晶発振器」2基(45.1584MHz/49.152MHz)を装備。これらから受け取ったクロック信号を正確に受け渡すFPGAテクノロジーも採用している。

音声出力は3.5mmアンバランスと4.4mmバランスを搭載。ゲインは2段階で設定でき、ハイゲインでバランス出力をしようした時の出力は240mW(32Ω負荷時)に達し、抵抗の大きいヘッドフォンでも容易に音量が取れるとしている。

Bluetooth 4.2準拠で、ヘッドフォンやスピーカーへの送信だけでなく、別のBluetooth端末から受信した音楽を再生するレシーバー機能も備える。コーデックは送信がLDAC、LHDC、aptX HD、aptX、SBCに対応。受信ではLDAC、SBCに対応する。

本体は手に取りやすさと操作性を良くするため、縦横比3:2の割合でデザイン。4.2型のシャープ製IPSパネルを備えている。解像度は1,280×768ドット。

内部ストレージは32GB。microSDカードスロットを備え、2TBまで拡張できる。

バッテリー容量は3,200mAで、最大連続再生時間は、Bluetooth送信では46時間、シングルDAC動作時は23時間、デュアルDAC動作時は20時間、バランス動作時は19時間。

最大出力レベルはアンバランス出力のシングルDAC動作時が80mW@32Ω、デュアルDAC動作時が101mW@32Ω、バランス出力時が240mW@32Ω。周波数特性はアンバランス/バランスともに20Hz~40kHz(0.5dB)。クロストークはアンバランス出力時が75dB@32Ω、バランス出力時が115dB@32Ω。SN比はアンバランス/バランスともに121dB。ノイズフロアはアンバランス出力時が114dB以上(1.8μV)、バランス出力時が112dB以上(2.4μV)。

外形寸法は109×72×15.9mm(縦×横×厚さ)。重量は168g。USBケーブル、保護フィルムなどが付属する。