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Shanling、旭化成からESSへDAC変更したリニューアル機「M6Pro Ver.21」

「M6Pro Ver.21」

MUSINは、Shanlingブランドのポータブルオーディオプレーヤー「M6Pro Ver.21」を、8月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は90,000円前後(税別)。

製造部品の調達が難しくなったため2020年末に製造終了となったポータブルオーディオプレーヤー「M6 Pro」をベースに、DACチップを旭化成エレクトロニクス製「AK4497EQ」デュアル構成から、ESS製「ES9068AS」デュアル構成に変更したリニューアルモデル。

あわせて4chフルバランスアンプ回路も刷新され、優れた位相特性を実現する独自のローパスフィルターテクノロジー「CPAF (Constant Phase in All Frequency)」により、高い音質を実現しながら、これまで以上に強力な出力レベルを実現している。

ゲインはLow/Mid/Highの3段階。シングルエンド時の出力レベルは、Lowで20mW@32Ω、Midで60mW@32Ω、Highで240mW@32Ω。SN比は125dB。バランス出力時は、Lowで60mW@32Ω、Midで240mW@32Ω、Highで760mW@32Ω。SN比は126dB。

ESS製DACチップとのマッチングに優れるTI製「OPA2211」をアンプ回路のLPF部に採用し、音質も従来モデルからアップグレード。またDACチップがMQAをネイティブサポートするよう設計されているため、「安定して最高の品質で MQA を楽しむことが可能」という。

電力効率も改善されたため、バッテリー持続時間も向上。従来モデルでは最大13時間だったシングルDACモード時で最大16時間、バランス接続時は最大13時間の連続再生ができる。「QC 3.0」規格にも対応しているため、充電を高速で行なうことも可能。

本体サイズやインターフェースなどは前モデルと変わらない

一方で本体サイズやインターフェースなどは前モデルと変わっておらず、M6 Pro用の周辺機器や拡張機能との互換性が維持された。

OSはAndroid 7.1で、4.7インチの解像度1,280×720ドット/HDスクリーンを搭載。対応フォーマットはDSF/DFF/ISO/DXD/APE/FLAC/WAV/AIFF/AIF/DTS/MP3/WMA/AAC/OGG/ALAC/MP2/M4A/AC3/M3U/M3U8。

最大768kHz/32bitまでのPCMと、11.2MHzまでのDSDネイティブ再生をサポート。内蔵ストレージは64GBで、最大2TBまでのmicro SDカードを利用できる。

Bluetooth 4.2に準拠し、コーデックはSBCとLDACで送受信、LHDC、aptX HD、aptXでの送信をサポートする。2.4GHz/5GHzのWi-Fiも備えた。

外形寸法は133.5×71×17.5mm。重さは約244g。USB Type-Cケーブルやスクリーン保護フィルムなどが付属する。