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qdc、鳴らしやすい静電型ドライバの最上位イヤフォン「Anole V14」
2021年6月2日 16:00
ミックスウェーブは、qdcブランドの新フラグシップイヤフォン「Anole V14」を6月4日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はユニバーサルモデルが357,800円前後、カスタムIEMが386,500円前後。
「二つの色が変化する16のサウンドを持つフラグシップモデル」と謳われており、長い研究開発を経て誕生した最新フラグシップという。
10基のバランスドアーマチュア型ドライバーと、4基の静電型ドライバーを搭載。構成は、BAがLow×4、Mid×2、High×4で、静電型はUltra High×4で使っている。
新しくカスタマイズした低域用ドライバーにより、低域のレスポンスは「これまでのどのフラグシップIEMよりも遥かに優れたものへと革新された」という。
静電型ドライバーも専用にカスタマイズしており、高域のレンジを50kHzまで大幅に拡大。静電型ドライバーの感度を大幅に向上させた。これにより、静電型ドライバーの課題であった「駆動のしにくさ」を解決したとする。再生周波数特性は10Hz~50kHz。感度は105~108dB SPL/mW。インピーダンスは12~20Ω。
4つのチューニングスイッチを搭載。その組み合わせにより、1つのイヤフォンで16種類のサウンドを楽しめる。スイッチはそれぞれ低域、中域、高域、超高域を変化させる。このチューニングスイッチに、qdcの特許技術である「multi-tube filtering techology」を使っており、周波数分周器やクロストーク抑制技術、位相補償技術などを使う事で、チューニングスイッチを切り替えても、それぞれの周波数帯域が干渉することなく、歪の少ないクリアなサウンドはそのままに音色を変化できるという。
フェイスプレートには3D立体蓄光体を採用。紫外線や太陽光を吸収すると暗闇で発光する。シェルにはカラフルなファイングリッターとレーザー彫刻で金箔のインレイを施し、フラグシップモデルらしいエレガントなスタイルを演出している。
専用に開発されたプレミアムケーブルが付属。導体に純銀と純銅を採用した編組ケーブルで、3.5mm、2.5mm、4.4mmのプラグに変更可能な独自開発の3 in 1プラグを採用する。イヤフォン側の端子はqdc独自の2pin。