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約195万円の“ジュエリー”イヤフォン「Blue Dragon」。サファイア800個

“ジュエリー”イヤフォン「Blue Dragon」

ミックスウェーブは、カスタムIEMブランド・qdcの新製品として、約800個のサファイアを散りばめた“ジュエリー”イヤフォン「Blue Dragon」を18日に発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は195万円前後(税込)。

金を使用したフェイスプレートと、約800個ものサファイアを贅沢にあしらったラグジュアリーなジュエリーイヤフォン。蒼く美しいサファイアは、指輪などのジュエリーにダイヤモンドを埋め込むのと同様に、一つ一つ丁寧に埋め込まれているという。

約800個ものサファイアを埋め込んでいる

フェイスプレートには「3Dカモフラージュデザイン」を採用。青いチタンプレートと18K の金を使用したゴールドプレートを組み合わせた、立体的で遊び心のあるデザインに仕上げている。またこれらの台座になる筐体には、チタニウムを使用。フェイスプレートに合わせた装飾を施した。

高域×4、中域×2、低域×4の計10基構成とした、バランスド・アーマチュア型ドライバーを搭載。周波数特性は10Hz~20kHzで、入力感度は110~113dB、インピーダンスは15~19Ω。

10基のバランスド・アーマチュア型ドライバーを搭載

フラグシップモデル「Anole VX」にも採用しているチューニングスイッチを搭載。3つのスイッチで、音色の異なるサウンドを簡単に切り替えることができ、今その時に聴こうとしている音楽の良いところを引き出してくれるという。また長期に及ぶドライバーや筐体設計、内部配線の見直しにより、qdcならではの素晴らしいサウンドに仕上げた、としている。

音色が変更できるチューニングスイッチ

Blue Dragon用に開発したという、特別なイヤフォンケーブル「Dragon Skin」を同梱。金メッキ6N純銀線、銀メッキ7N単結晶同線、銀+銅+パラジウム合金線という3種類の素線を、1導体あたり各7本、計49本使用。柔らかさと高域のクリアさ、中域の豊かさ、エネルギッシュでパワフルな低域を兼ね備えたシャープなサウンドを実現し、美しい外観でBlue Dragonの存在をより価値があるものに高めるという。

ケーブル長は約122cm。イヤフォン側はqdc独自の2pin端子で、入力プラグ側は3.5mmのステレオミニ。

Dragon Skin断面
イヤフォン側はqdc独自の2pin端子

“ドラゴンの皮膚”を連想させる最高級レザーを使用した特別なケースも付属する。金属プレートに「Blue Dragon」の文字が刻印されたダークブルーカラーのレザーケースには、オーストリッチ(ダチョウ革)を使用。オーストリッチは天然素材の中でも高級なレザーとされており、ドラゴンの皮膚を連想させる独特の模様であるクイルマークは革全体の40%ほどしかない、貴重なものという。「革製品の中でも非常に丈夫で手触りもよく軽量と実用性にも優れた、エレガントで神秘的な最高級のケース」になっているという。

オーストリッチのレザーケースを同梱する